スチームサウナ
男湯に備わる、白い蒸気で満たされた穏やかな熱の一室。息を吸うと湿った空気が喉をやわらかく潤し、乾いた高温の熱が苦手でも身構えることなく座っていられる。肌にまとわりつく蒸気がじわじわと汗を誘い、気づけば全身がしっとりと濡れている。急がずに身体をあたためたい日に選びたい。
埼玉県 所沢市
樹齢100年の木々に抱かれた露天と、源泉掛け流しの天然温泉
「所沢温泉 湯楽の里」は、埼玉県所沢市にある日帰り温泉施設。露天エリアを囲むのは樹齢100年を超えるけやきやかしの大木で、湯に肩まで沈めて見上げれば枝葉が空を覆い、街の只中にいることを忘れてしまう。地下深くから湧くナトリウム・カルシウム-塩化物泉は肌をやわらかく包み、岩を組んだ湯船のひとつでは源泉を加温してそのまま注ぐ掛け流しの湯を味わえる。ひとりで独占できる壺湯や身を横たえる寝湯もあり、浸かり分けているだけで時間が流れていく。サウナはタワーサウナを中心に、男湯のスチームサウナ、女湯の塩サウナと役割が分かれる。館内には岩盤浴も備わり、汗を絞ってはくつろぐ一日を過ごせる。

大木に囲まれた露天と内湯に注がれる天然温泉。地下深くから汲み上げるナトリウム・カルシウム-塩化物泉は肌にやわらかく、湯を出たあとも熱を抱き続ける。岩を組んだ湯船のひとつには源泉を加温してそのまま注ぎ、湯口から絶えず流れ込む新鮮な湯に身をゆだねられる。ひとり分の壺湯、身を横たえる寝湯もあり、姿勢を変えながら湯を巡る時間が心地よい。

内湯に据えられた高濃度炭酸泉。ぬるめの湯にじっと身を沈めていると、細かな泡が肌に吸い付きはじめ、やがて全身がうっすらと色づいていく。熱さを感じないのに内側から温もりが立ち上がり、指先まで血が巡っていくのがわかる。身体に負担をかけずに温まれるため、サウナと湯の合間に息を整える場所としても心地よい。

高く組み上げられた段が特徴のタワーサウナ。上へ行くほど熱は濃く、下に座れば穏やかで、その日の体調に合わせて自分の居場所を選べる。乾いた熱に身を委ねてしばらくすると、背中から汗がひと筋伝いはじめ、やがて全身が汗に覆われていく。静けさの中で呼吸だけを数えているうちに、頭の中まで澄んでいく一室である。
男湯に備わる、白い蒸気で満たされた穏やかな熱の一室。息を吸うと湿った空気が喉をやわらかく潤し、乾いた高温の熱が苦手でも身構えることなく座っていられる。肌にまとわりつく蒸気がじわじわと汗を誘い、気づけば全身がしっとりと濡れている。急がずに身体をあたためたい日に選びたい。
女湯に用意された、塩を肌にまとって過ごす塩サウナ。粒をのせて静かに待つうちに汗とともに塩が溶けはじめ、なでるたびに肌の手ざわりが変わっていく。穏やかな熱としっとりした空気が緊張をほどき、流したあとにはつるりとした感触だけが残る。時間をかけて自分を整えたい人のための空間である。

サウナで高ぶった熱を鎮める冷水風呂。心臓から遠い手足の先からゆっくり沈めていくと、火照りが静かに引いていき、肌の表面に涼やかな膜が張る。呼吸が整ったころに大木の茂る露天へ出れば、枝葉を抜けてきた風が濡れた肌をなで、身体から力が抜けていく。木々を見上げながらの外気浴が、この施設ならではの贅沢である。

ミネラル活性石やトルマリンを敷き詰めた、穏やかな熱に満ちた岩盤浴。専用着をまとって横たわると、遠赤外線が身体の奥まで届き、汗が音もなく滲み出してくる。サウナのような息苦しさがないため、うとうとしているうちに凝りがほどけ、血の巡りが戻っていくのがわかる。時間を気にせず、温まっては休むという時間を心ゆくまで繰り返せる。
不定休
刺青・タトゥー・タトゥーシールのある方の入館は固くお断りしている。
JAPAN'S FINEST ONSEN & SAUNA
日本最高峰の 温泉・サウナ61選
61 SELECTIONS
調べた場所の大半は、サイトにすら載せていません。その中からさらに選んだ一冊です。全軒、編集長が自分で温泉とサウナに入り、現地で確かめたことだけを書きました。