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旅を成功させるためのアドバイス地域別の温泉選び

九州の温泉ガイド|温泉天国の県別代表地と巡り方

火山が多く源泉数・湧出量ともに全国有数とされる九州の温泉を、県ごとの代表地から俯瞰する総覧ハブ。別府・由布院・黒川・雲仙・指宿・霧島・嬉野・武雄など各県の名湯を早見表で整理し、地獄・砂むし・美肌・渓谷といった九州の温泉の多様性と、各完全ガイドへの入り口をまとめます。

公開日: 2026.06.28

旅を成功させるためのアドバイス地域別の温泉選び

九州の温泉ガイド|温泉天国の県別代表地と巡り方

火山が多く源泉数・湧出量ともに全国有数とされる九州の温泉を、県ごとの代表地から俯瞰する総覧ハブ。別府・由布院・黒川・雲仙・指宿・霧島・嬉野・武雄など各県の名湯を早見表で整理し、地獄・砂むし・美肌・渓谷といった九州の温泉の多様性と、各完全ガイドへの入り口をまとめます。

公開日: 2026.06.28

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  2. >ガイドTOP
  3. >旅を成功させるためのアドバイス
  4. >地域別の温泉選び
  5. >九州の温泉ガイド|温泉天国の県別代表地と巡り方

この記事の目次

  1. 1なぜ九州は「温泉天国」と呼ばれるのか
  2. 2九州の県別 代表温泉地 早見表
  3. 3大分県:別府と由布院、対照的な二大名湯
  4. 4熊本県:黒川温泉、渓谷の景観でまとまった山の湯
  5. 5長崎県:雲仙温泉、火山の地獄と高原の硫黄泉
  6. 6
旅を成功させるためのアドバイス地域別の温泉選び

九州の温泉ガイド|温泉天国の県別代表地と巡り方

火山が多く源泉数・湧出量ともに全国有数とされる九州の温泉を、県ごとの代表地から俯瞰する総覧ハブ。別府・由布院・黒川・雲仙・指宿・霧島・嬉野・武雄など各県の名湯を早見表で整理し、地獄・砂むし・美肌・渓谷といった九州の温泉の多様性と、各完全ガイドへの入り口をまとめます。

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火山が多く源泉数・湧出量ともに全国有数とされる九州の温泉を、県ごとの代表地から俯瞰する総覧ハブ。別府・由布院・黒川・雲仙・指宿・霧島・嬉野・武雄など各県の名湯を早見表で整理し、地獄・砂むし・美肌・渓谷といった九州の温泉の多様性と、各完全ガイドへの入り口をまとめます。

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この記事の目次

  1. 1なぜ九州は「温泉天国」と呼ばれるのか
  2. 2九州の県別 代表温泉地 早見表
  3. 3大分県:別府と由布院、対照的な二大名湯
  4. 4熊本県:黒川温泉、渓谷の景観でまとまった山の湯
  5. 5長崎県:雲仙温泉、火山の地獄と高原の硫黄泉
  6. 6
鹿児島県:指宿の砂むしと霧島の山の湯
  • 7佐賀県:嬉野と武雄、美肌の湯と歴史の湯
  • 8九州の温泉の多様性をどう楽しむか
  • 9よくある質問
  • 10まとめ
  • 11出典
  • 九州は、源泉数や湧出量がともに全国有数とされ、しばしば「温泉天国」と称される地域である。火山が多い土地柄を背景に、地獄めぐりで知られる大都市型の温泉から、砂に埋まる海辺の温泉、渓谷の景観でまとまった山あいの温泉まで、性格の異なる名湯が各県に分布している。結論から言えば、九州の温泉は「どの県の、どんなタイプの温泉地を旅の中心にするか」を先に決めると選びやすい。

    本記事は、九州各県の代表的な温泉地を俯瞰し、それぞれの詳しい完全ガイドへの入り口をまとめた総覧ハブである。県ごとの代表地と特徴を早見表で示したうえで、別府・由布院・黒川・雲仙・指宿・霧島・嬉野・武雄といった名湯の性格を整理する。源泉数や湧出量はあくまで目安として扱い、所要時間やアクセスはいずれも各温泉地や交通機関の公式情報で確認してほしい。

    なぜ九州は「温泉天国」と呼ばれるのか

    九州が温泉に恵まれているのは、火山が多いという土地の成り立ちと深く関わっている。九州には活火山が複数あり、地下の熱源に近い場所が多いため、各地で温泉が湧きやすい。とくに大分県は、源泉数・湧出量ともに全国でも上位とされ、その豊かさを象徴する存在として語られることが多い。なお、こうした数値は調査や年によって変わるため、本記事では「全国有数」という目安にとどめる。

    火山と温泉のつながりそのものは火山と温泉の関係で詳しく扱っているが、九州を旅するうえで押さえておきたいのは、火山性の温泉が多いぶん、湯の性格にも幅が出やすいという点だ。噴気や地獄といった火山らしい景観をともなう温泉地もあれば、火山の恵みを受けつつもおだやかな湯ざわりで知られる温泉地もある。

    もう一つの特徴は、温泉地のタイプが多彩なことである。大都市の市街地に湯がわく別府のような温泉から、高原や山あいの温泉地、海辺で砂に埋まる温泉まで、立地と過ごし方の幅が広い。温泉地そのものの性格分類は温泉地のタイプで整理しているので、九州のどの温泉地が自分の旅に合うかを考えるときの補助線にしてほしい。

    九州の県別 代表温泉地 早見表

    まず全体像をつかめるよう、各県の代表的な温泉地と特徴を一覧にした。ここに挙げたのは九州の温泉地のごく一部で、特徴もあくまで一般的に語られる傾向である。各温泉地の詳細は、表内のリンク先の完全ガイドで確認してほしい。

    県代表的な温泉地特徴(一般的に語られる傾向)
    大分県別府温泉源泉数・湧出量が全国有数とされる大温泉地。地獄めぐりで知られる
    大分県由布院温泉由布岳を望む高原の温泉地。散策やアートとあわせた滞在
    熊本県黒川温泉渓谷沿いの山あいの温泉地。統一感のある景観と露天めぐり
    長崎県雲仙温泉雲仙地獄の噴気と白濁する酸性の硫黄泉。高原の国立公園
    鹿児島県指宿温泉海辺で砂に埋まる「砂むし」で知られる温泉地
    鹿児島県霧島温泉霧島連山の山あいに点在する温泉群。火山と山の景観
    佐賀県嬉野温泉とろりとした湯ざわりで「美肌の湯」として紹介されることが多い
    佐賀県武雄温泉古い歴史を持つ温泉地。楼門と街なかの共同浴場

    この表は性格の違いをつかむための目安であり、同じ県でもほかに数多くの温泉地がある。以下では、県ごとに代表地の性格をもう少し詳しく見ていく。

    大分県:別府と由布院、対照的な二大名湯

    大分県は、九州のなかでもとりわけ温泉の豊かな県として知られ、源泉数・湧出量ともに全国有数とされる。その大分を代表するのが、性格の異なる別府と由布院である。

    別府温泉は、市街地に多くの源泉が集まる大規模な温泉地で、噴気や色のついた池をめぐる「地獄めぐり」が観光の柱として知られる。市内には数多くの温泉が点在し、湯のタイプも幅広い。火山性の温泉らしい景観と、街なかで気軽に湯に入れる利便性を併せ持つのが特徴だ。全体像は別府温泉 完全ガイドにまとめている。

    一方、同じ大分でも由布院温泉は、由布岳を望む高原に開けた温泉地で、市街型の別府とは過ごし方がかなり違う。散策路やギャラリー、宿でのゆったりした滞在を中心に楽しむ温泉地として人気が高い。にぎやかな地獄めぐりよりも、静かな景観と滞在そのものを重視したい人に向く。詳しくは由布院温泉 完全ガイドで扱っている。別府と由布院は比較的近く、性格の異なる二つを組み合わせて巡る旅も組みやすい。

    熊本県:黒川温泉、渓谷の景観でまとまった山の湯

    熊本県を代表する温泉地としてよく挙げられるのが、阿蘇の北側、山あいに位置する黒川温泉である。黒川温泉は、渓谷沿いに宿が連なり、街全体で景観の統一感を保ってきたことで知られる。派手な歓楽性よりも、自然になじむ落ち着いた雰囲気を重視する温泉地だ。

    黒川温泉の魅力としてよく語られるのが、複数の露天風呂を巡る過ごし方である。山あいの渓谷という立地を生かした露天が多く、自然のなかで湯に浸かる体験を求める人に向く。アクセスは山あいにあるため、移動の見通しを事前に立てておくと安心だ。詳しくは黒川温泉 完全ガイドで扱っている。市街型の別府とも、海辺の指宿とも違う、九州の山の温泉地を代表する存在といえる。

    長崎県:雲仙温泉、火山の地獄と高原の硫黄泉

    長崎県を代表する温泉地が、島原半島の高原に広がる雲仙温泉である。標高の高い高原に位置し、噴気が絶えず立ちのぼる「雲仙地獄」の景観と、白濁した酸性の硫黄泉で知られる。一帯は日本で最初に指定された国立公園のひとつに含まれ、火山と森に囲まれた高原リゾートとしての性格が強い。

    雲仙温泉は、地獄の見学と硫黄泉の入浴、そして周囲の山の景観を組み合わせて楽しむ温泉地だ。市街地型の別府の地獄めぐりとは雰囲気が異なり、高原ならではの涼やかな空気のなかで火山の営みを間近に感じられる。詳しくは雲仙温泉ガイドで扱っている。九州のなかでも、はっきりした個性の硫黄泉と火山景観を求める人に向く温泉地である。

    鹿児島県:指宿の砂むしと霧島の山の湯

    鹿児島県には、性格の大きく異なる二つの代表的な温泉地がある。海辺の指宿温泉と、山あいの霧島温泉である。

    指宿温泉は、薩摩半島の南端、海辺に位置する温泉地で、砂浜で体を砂に埋める「砂むし」と呼ばれる入浴で広く知られる。地熱で温まった砂に横たわるという、ほかの温泉地ではあまり見られない独特の体験が旅の中心になる。海の眺めとあわせて楽しめる点も特徴だ。詳しくは指宿温泉 完全ガイドで扱っている。

    一方、霧島温泉は、霧島連山の山あいに複数の温泉が点在する温泉群で、火山と山の景観を背景にした湯が特徴である。海辺の指宿とは対照的に、山のなかで湯に浸かる体験が中心になる。詳しくは霧島温泉ガイドで扱っている。鹿児島を旅するなら、海の指宿と山の霧島という二つの異なる温泉地を組み合わせると、九州の温泉の幅を体感しやすい。

    佐賀県:嬉野と武雄、美肌の湯と歴史の湯

    佐賀県には、福岡や長崎方面からのアクセスが比較的よい二つの代表的な温泉地がある。嬉野温泉と武雄温泉である。

    嬉野温泉は、とろりとした湯ざわりで知られ、しばしば「美肌の湯」として紹介される温泉地だ。ただし、肌への効果は人や条件によって差があり、本記事では効能を断定しない。湯の感触を楽しみつつ、茶どころとしての土地柄もあわせて味わえる温泉地である。詳しくは嬉野温泉 完全ガイドで扱っている。

    武雄温泉は、古い歴史を持つ温泉地として知られ、街なかの楼門や共同浴場が象徴的な存在になっている。温泉街の歴史的な雰囲気とあわせて、街なかで気軽に湯に入れる点が特徴だ。詳しくは武雄温泉 完全ガイドで扱っている。嬉野と武雄は比較的近く、二つを組み合わせて佐賀の温泉を巡る旅も組みやすい。

    九州の温泉の多様性をどう楽しむか

    ここまで見てきたように、九州の温泉は「温泉天国」と称されるだけあって、性格の幅が非常に広い。別府の地獄めぐりや雲仙の噴気のように火山の景観を前面に出す温泉地もあれば、指宿の砂むしのように立地を生かした独特の入浴体験を持つ温泉地、嬉野のように湯ざわりで語られる温泉地、黒川のように渓谷の景観でまとまった温泉地もある。

    こうした多様性をふまえると、九州の温泉旅は「一つの温泉地を深く味わう」だけでなく、「性格の違う温泉地を組み合わせる」という楽しみ方がしやすい。たとえば市街型の別府と高原の由布院、海の指宿と山の霧島、美肌の嬉野と歴史の武雄、といった対照的な組み合わせは、同じ県内や近接エリアで巡りやすい。温泉地のタイプから旅を組み立てたい場合は温泉地のタイプを、火山との関係から温泉を捉えたい場合は火山と温泉の関係をあわせて読むと、九州の温泉の見取り図がつかみやすくなる。

    九州を旅する起点として福岡を選ぶ人は多い。福岡を拠点にした温泉地への行き方や向き先の選び方は福岡から行く温泉で整理しているので、福岡を中心に九州の温泉を巡る場合はあわせて参照してほしい。なお、各温泉地への所要時間やアクセス、施設の営業はいずれも変わりやすいため、計画の前に各観光協会や交通機関の公式情報で確認することが前提になる。

    よくある質問

    九州の温泉はなぜ多いのですか

    火山が多いという土地の成り立ちが大きく関わっています。九州には活火山が複数あり、地下の熱源に近い場所が多いため、各地で温泉が湧きやすいとされます。とくに大分県は源泉数・湧出量ともに全国有数とされ、九州の温泉の豊かさを象徴する存在として語られます。ただし数値は調査や年によって変わるため、あくまで目安として捉えてください。火山と温泉のつながりは火山と温泉の関係で詳しく扱っています。

    九州で初めて温泉に行くならどこが向いていますか

    過ごしたい温泉の性格によって変わります。地獄めぐりや街なかでの入浴を気軽に楽しみたいなら別府温泉、高原で静かに滞在したいなら由布院温泉、渓谷の露天めぐりなら黒川温泉が候補になります。どんな過ごし方をしたいかを先に決めると選びやすくなります。温泉地の性格分類は温泉地のタイプを参考にしてください。

    砂むし温泉に入れるのはどこですか

    鹿児島県の指宿温泉が、砂に体を埋める「砂むし」で広く知られています。海辺の地熱で温まった砂に横たわる入浴で、ほかの温泉地ではあまり見られない独特の体験です。営業状況や受付方法は変わることがあるため、訪れる前に指宿の観光協会や施設の公式情報で確認してください。

    九州で性格の違う温泉地を一度の旅で巡れますか

    巡りやすいです。九州は性格の異なる温泉地が各県に分布しており、市街型の別府と高原の由布院、海の指宿と山の霧島、美肌の嬉野と歴史の武雄のように、対照的な組み合わせを同じ県内や近接エリアで巡れます。旅程に余裕があれば、性格の違うタイプを組み合わせると九州の温泉の幅を体感しやすくなります。所要時間やアクセスは各交通機関の公式情報で確認してください。

    福岡を拠点に九州の温泉を巡れますか

    福岡は九州を旅する起点として選ばれることが多く、各温泉地への移動の中心になりやすい都市です。福岡を拠点にした温泉地への行き方や向き先の選び方は福岡から行く温泉で整理しています。同じ温泉地でも、どの都市から向かうかで所要時間や乗り換えが変わるため、起点を決めてから候補を比べると選びやすくなります。

    まとめ

    九州は、火山が多い土地の成り立ちを背景に、源泉数・湧出量ともに全国有数とされる「温泉天国」である。県ごとに代表的な温泉地があり、大分の別府・由布院、熊本の黒川、長崎の雲仙、鹿児島の指宿・霧島、佐賀の嬉野・武雄といった名湯が、地獄・砂むし・美肌・渓谷の景観といった異なる個性を持つ。

    九州の温泉の楽しみ方の要点は、知名度だけで選ぶのではなく、「どの県の、どんなタイプの温泉地を旅の中心にするか」を先に決めることである。性格の違う温泉地を組み合わせれば、九州の温泉の幅を立体的に味わえる。各温泉地の詳細は本記事からリンクした完全ガイドで、温泉地のタイプは温泉地のタイプで、火山との関係は火山と温泉の関係で確認してほしい。源泉数や湧出量は目安であり、アクセスや施設の営業はいずれも各観光協会や交通機関の公式情報で確認することが前提になる。

    出典

    • 環境省「温泉の保護と利用」
    • 九州観光機構
    • 大分県観光情報公式サイト(ツーリズムおおいた)
    • 熊本県観光連盟(もっと、もーっと!くまもっと。)
    • 鹿児島県観光連盟(かごしまの旅)
    • 佐賀県観光連盟(あそぼーさが)
    • 長崎県観光連盟(ながさき旅ネット)
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    本記事は、九州各県の代表的な温泉地を俯瞰し、それぞれの詳しい完全ガイドへの入り口をまとめた総覧ハブである。県ごとの代表地と特徴を早見表で示したうえで、別府・由布院・黒川・雲仙・指宿・霧島・嬉野・武雄といった名湯の性格を整理する。源泉数や湧出量はあくまで目安として扱い、所要時間やアクセスはいずれも各温泉地や交通機関の公式情報で確認してほしい。

    なぜ九州は「温泉天国」と呼ばれるのか

    九州が温泉に恵まれているのは、火山が多いという土地の成り立ちと深く関わっている。九州には活火山が複数あり、地下の熱源に近い場所が多いため、各地で温泉が湧きやすい。とくに大分県は、源泉数・湧出量ともに全国でも上位とされ、その豊かさを象徴する存在として語られることが多い。なお、こうした数値は調査や年によって変わるため、本記事では「全国有数」という目安にとどめる。

    火山と温泉のつながりそのものは火山と温泉の関係で詳しく扱っているが、九州を旅するうえで押さえておきたいのは、火山性の温泉が多いぶん、湯の性格にも幅が出やすいという点だ。噴気や地獄といった火山らしい景観をともなう温泉地もあれば、火山の恵みを受けつつもおだやかな湯ざわりで知られる温泉地もある。

    もう一つの特徴は、温泉地のタイプが多彩なことである。大都市の市街地に湯がわく別府のような温泉から、高原や山あいの温泉地、海辺で砂に埋まる温泉まで、立地と過ごし方の幅が広い。温泉地そのものの性格分類は温泉地のタイプで整理しているので、九州のどの温泉地が自分の旅に合うかを考えるときの補助線にしてほしい。

    九州の県別 代表温泉地 早見表

    まず全体像をつかめるよう、各県の代表的な温泉地と特徴を一覧にした。ここに挙げたのは九州の温泉地のごく一部で、特徴もあくまで一般的に語られる傾向である。各温泉地の詳細は、表内のリンク先の完全ガイドで確認してほしい。

    県代表的な温泉地特徴(一般的に語られる傾向)
    大分県別府温泉源泉数・湧出量が全国有数とされる大温泉地。地獄めぐりで知られる
    大分県由布院温泉由布岳を望む高原の温泉地。散策やアートとあわせた滞在
    熊本県黒川温泉渓谷沿いの山あいの温泉地。統一感のある景観と露天めぐり
    長崎県雲仙温泉雲仙地獄の噴気と白濁する酸性の硫黄泉。高原の国立公園
    鹿児島県指宿温泉海辺で砂に埋まる「砂むし」で知られる温泉地
    鹿児島県霧島温泉霧島連山の山あいに点在する温泉群。火山と山の景観
    佐賀県嬉野温泉とろりとした湯ざわりで「美肌の湯」として紹介されることが多い
    佐賀県武雄温泉古い歴史を持つ温泉地。楼門と街なかの共同浴場

    この表は性格の違いをつかむための目安であり、同じ県でもほかに数多くの温泉地がある。以下では、県ごとに代表地の性格をもう少し詳しく見ていく。

    大分県:別府と由布院、対照的な二大名湯

    大分県は、九州のなかでもとりわけ温泉の豊かな県として知られ、源泉数・湧出量ともに全国有数とされる。その大分を代表するのが、性格の異なる別府と由布院である。

    別府温泉は、市街地に多くの源泉が集まる大規模な温泉地で、噴気や色のついた池をめぐる「地獄めぐり」が観光の柱として知られる。市内には数多くの温泉が点在し、湯のタイプも幅広い。火山性の温泉らしい景観と、街なかで気軽に湯に入れる利便性を併せ持つのが特徴だ。全体像は別府温泉 完全ガイドにまとめている。

    一方、同じ大分でも由布院温泉は、由布岳を望む高原に開けた温泉地で、市街型の別府とは過ごし方がかなり違う。散策路やギャラリー、宿でのゆったりした滞在を中心に楽しむ温泉地として人気が高い。にぎやかな地獄めぐりよりも、静かな景観と滞在そのものを重視したい人に向く。詳しくは由布院温泉 完全ガイドで扱っている。別府と由布院は比較的近く、性格の異なる二つを組み合わせて巡る旅も組みやすい。

    熊本県:黒川温泉、渓谷の景観でまとまった山の湯

    熊本県を代表する温泉地としてよく挙げられるのが、阿蘇の北側、山あいに位置する黒川温泉である。黒川温泉は、渓谷沿いに宿が連なり、街全体で景観の統一感を保ってきたことで知られる。派手な歓楽性よりも、自然になじむ落ち着いた雰囲気を重視する温泉地だ。

    黒川温泉の魅力としてよく語られるのが、複数の露天風呂を巡る過ごし方である。山あいの渓谷という立地を生かした露天が多く、自然のなかで湯に浸かる体験を求める人に向く。アクセスは山あいにあるため、移動の見通しを事前に立てておくと安心だ。詳しくは黒川温泉 完全ガイドで扱っている。市街型の別府とも、海辺の指宿とも違う、九州の山の温泉地を代表する存在といえる。

    長崎県:雲仙温泉、火山の地獄と高原の硫黄泉

    長崎県を代表する温泉地が、島原半島の高原に広がる雲仙温泉である。標高の高い高原に位置し、噴気が絶えず立ちのぼる「雲仙地獄」の景観と、白濁した酸性の硫黄泉で知られる。一帯は日本で最初に指定された国立公園のひとつに含まれ、火山と森に囲まれた高原リゾートとしての性格が強い。

    雲仙温泉は、地獄の見学と硫黄泉の入浴、そして周囲の山の景観を組み合わせて楽しむ温泉地だ。市街地型の別府の地獄めぐりとは雰囲気が異なり、高原ならではの涼やかな空気のなかで火山の営みを間近に感じられる。詳しくは雲仙温泉ガイドで扱っている。九州のなかでも、はっきりした個性の硫黄泉と火山景観を求める人に向く温泉地である。

    鹿児島県:指宿の砂むしと霧島の山の湯

    鹿児島県には、性格の大きく異なる二つの代表的な温泉地がある。海辺の指宿温泉と、山あいの霧島温泉である。

    指宿温泉は、薩摩半島の南端、海辺に位置する温泉地で、砂浜で体を砂に埋める「砂むし」と呼ばれる入浴で広く知られる。地熱で温まった砂に横たわるという、ほかの温泉地ではあまり見られない独特の体験が旅の中心になる。海の眺めとあわせて楽しめる点も特徴だ。詳しくは指宿温泉 完全ガイドで扱っている。

    一方、霧島温泉は、霧島連山の山あいに複数の温泉が点在する温泉群で、火山と山の景観を背景にした湯が特徴である。海辺の指宿とは対照的に、山のなかで湯に浸かる体験が中心になる。詳しくは霧島温泉ガイドで扱っている。鹿児島を旅するなら、海の指宿と山の霧島という二つの異なる温泉地を組み合わせると、九州の温泉の幅を体感しやすい。

    佐賀県:嬉野と武雄、美肌の湯と歴史の湯

    佐賀県には、福岡や長崎方面からのアクセスが比較的よい二つの代表的な温泉地がある。嬉野温泉と武雄温泉である。

    嬉野温泉は、とろりとした湯ざわりで知られ、しばしば「美肌の湯」として紹介される温泉地だ。ただし、肌への効果は人や条件によって差があり、本記事では効能を断定しない。湯の感触を楽しみつつ、茶どころとしての土地柄もあわせて味わえる温泉地である。詳しくは嬉野温泉 完全ガイドで扱っている。

    武雄温泉は、古い歴史を持つ温泉地として知られ、街なかの楼門や共同浴場が象徴的な存在になっている。温泉街の歴史的な雰囲気とあわせて、街なかで気軽に湯に入れる点が特徴だ。詳しくは武雄温泉 完全ガイドで扱っている。嬉野と武雄は比較的近く、二つを組み合わせて佐賀の温泉を巡る旅も組みやすい。

    九州の温泉の多様性をどう楽しむか

    ここまで見てきたように、九州の温泉は「温泉天国」と称されるだけあって、性格の幅が非常に広い。別府の地獄めぐりや雲仙の噴気のように火山の景観を前面に出す温泉地もあれば、指宿の砂むしのように立地を生かした独特の入浴体験を持つ温泉地、嬉野のように湯ざわりで語られる温泉地、黒川のように渓谷の景観でまとまった温泉地もある。

    こうした多様性をふまえると、九州の温泉旅は「一つの温泉地を深く味わう」だけでなく、「性格の違う温泉地を組み合わせる」という楽しみ方がしやすい。たとえば市街型の別府と高原の由布院、海の指宿と山の霧島、美肌の嬉野と歴史の武雄、といった対照的な組み合わせは、同じ県内や近接エリアで巡りやすい。温泉地のタイプから旅を組み立てたい場合は温泉地のタイプを、火山との関係から温泉を捉えたい場合は火山と温泉の関係をあわせて読むと、九州の温泉の見取り図がつかみやすくなる。

    九州を旅する起点として福岡を選ぶ人は多い。福岡を拠点にした温泉地への行き方や向き先の選び方は福岡から行く温泉で整理しているので、福岡を中心に九州の温泉を巡る場合はあわせて参照してほしい。なお、各温泉地への所要時間やアクセス、施設の営業はいずれも変わりやすいため、計画の前に各観光協会や交通機関の公式情報で確認することが前提になる。

    よくある質問

    九州の温泉はなぜ多いのですか

    火山が多いという土地の成り立ちが大きく関わっています。九州には活火山が複数あり、地下の熱源に近い場所が多いため、各地で温泉が湧きやすいとされます。とくに大分県は源泉数・湧出量ともに全国有数とされ、九州の温泉の豊かさを象徴する存在として語られます。ただし数値は調査や年によって変わるため、あくまで目安として捉えてください。火山と温泉のつながりは火山と温泉の関係で詳しく扱っています。

    九州で初めて温泉に行くならどこが向いていますか

    過ごしたい温泉の性格によって変わります。地獄めぐりや街なかでの入浴を気軽に楽しみたいなら別府温泉、高原で静かに滞在したいなら由布院温泉、渓谷の露天めぐりなら黒川温泉が候補になります。どんな過ごし方をしたいかを先に決めると選びやすくなります。温泉地の性格分類は温泉地のタイプを参考にしてください。

    砂むし温泉に入れるのはどこですか

    鹿児島県の指宿温泉が、砂に体を埋める「砂むし」で広く知られています。海辺の地熱で温まった砂に横たわる入浴で、ほかの温泉地ではあまり見られない独特の体験です。営業状況や受付方法は変わることがあるため、訪れる前に指宿の観光協会や施設の公式情報で確認してください。

    九州で性格の違う温泉地を一度の旅で巡れますか

    巡りやすいです。九州は性格の異なる温泉地が各県に分布しており、市街型の別府と高原の由布院、海の指宿と山の霧島、美肌の嬉野と歴史の武雄のように、対照的な組み合わせを同じ県内や近接エリアで巡れます。旅程に余裕があれば、性格の違うタイプを組み合わせると九州の温泉の幅を体感しやすくなります。所要時間やアクセスは各交通機関の公式情報で確認してください。

    福岡を拠点に九州の温泉を巡れますか

    福岡は九州を旅する起点として選ばれることが多く、各温泉地への移動の中心になりやすい都市です。福岡を拠点にした温泉地への行き方や向き先の選び方は福岡から行く温泉で整理しています。同じ温泉地でも、どの都市から向かうかで所要時間や乗り換えが変わるため、起点を決めてから候補を比べると選びやすくなります。

    まとめ

    九州は、火山が多い土地の成り立ちを背景に、源泉数・湧出量ともに全国有数とされる「温泉天国」である。県ごとに代表的な温泉地があり、大分の別府・由布院、熊本の黒川、長崎の雲仙、鹿児島の指宿・霧島、佐賀の嬉野・武雄といった名湯が、地獄・砂むし・美肌・渓谷の景観といった異なる個性を持つ。

    九州の温泉の楽しみ方の要点は、知名度だけで選ぶのではなく、「どの県の、どんなタイプの温泉地を旅の中心にするか」を先に決めることである。性格の違う温泉地を組み合わせれば、九州の温泉の幅を立体的に味わえる。各温泉地の詳細は本記事からリンクした完全ガイドで、温泉地のタイプは温泉地のタイプで、火山との関係は火山と温泉の関係で確認してほしい。源泉数や湧出量は目安であり、アクセスや施設の営業はいずれも各観光協会や交通機関の公式情報で確認することが前提になる。

    出典

    • 環境省「温泉の保護と利用」
    • 九州観光機構
    • 大分県観光情報公式サイト(ツーリズムおおいた)
    • 熊本県観光連盟(もっと、もーっと!くまもっと。)
    • 鹿児島県観光連盟(かごしまの旅)
    • 佐賀県観光連盟(あそぼーさが)
    • 長崎県観光連盟(ながさき旅ネット)
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