
Vol.2
岐阜県
2026/4/3-5 岐阜・愛知・三重サウナ旅
「天然温泉 三峰」の体験談
満開の桜の下でととのう
📅2026/4/410:00
この日は、宿泊先の新岐阜サウナで朝サウナを1セット、長良川の伏流水で締めてチェックアウトした。
岐阜駅から美濃太田駅まで行き、そこで多治見行きの電車に乗り換えて姫駅を目指す。車窓からは岐阜の田園風景と山々が流れていく。到着した姫駅は無人駅で、駅周辺には何もない。コンビニもない。自動販売機がぽつんと立っているだけだ。そこから山手に向かって20分ほど歩く。のどかな道をひたすら進んでいくと、「天然温泉 三峰」の看板が見えてきた。
旅館のような外観だ。暖簾をくぐると、手入れの行き届いた庭園が広がっている。純和風の佇まいに、思わず足が止まった。まだ大浴場に入っていないのに、この施設がただものではないことが伝わってくる。和と庭園の世界観が、非常に好みだ。
受付を済ませて大浴場へ向かった。内湯から見える露天の景色に、思わずうっとりする。
大きな窓の向こうに紅葉や桜の木が見え、その奥には森が広がっている。ちょうど桜が満開の季節だった。1本の大きな桜の木が、見事な花を咲かせている。桜を眺めながら外気浴ができるように、横になれるチェアも用意されていた。露天の景色を眺めながら思う。この施設は、春夏秋冬どの季節に来ても美しいだろう。春には桜が見え、そこから夏にかけては緑が鮮やかになり、秋は紅葉を楽しめ、冬は雪景色を眺めながら露天風呂に浸かる。日本の四季と温泉を同時に味わいたいなら、ここに来るべきだと思う。
浴槽の種類も豊富で、天然温泉掛け流しの岩風呂、シルキーバス、炭酸泉などが露天に配置されており、どの角度からも美しい自然を望むことができる。サウナと水風呂に関しても、ドライサウナが2つと水風呂が2つ、いずれも広くてかなり快適だ。
身を清めた後、まずは露天の源泉掛け流し岩風呂に身を沈めた。掛け流しの温泉は、大地の恵みをダイレクトに受けることができる。気持ちよさはもちろんだが、掛け流しであることそのものに喜びを感じるのだ。温泉のパワーがすごく、みるみるうちに体がポカポカしてくる。よし、1つ目のドライサウナに向かおう。
1セット目。遠赤外線ヒーターを使用した90℃のサウナに入る。最上段に腰掛けると、座面の角度が100°くらいになっていることに気づいた。自然とリラックスした姿勢で座れるように工夫されている。こういう細かい配慮が嬉しい。サウナ室も広く、ゆったりと座ることができる。じっくりと体を温め、地下水を使用した17℃の水風呂に向かった。こちらも広い。6人くらいは入れそうだ。水の循環が素晴らしく、常に綺麗な水質が保たれている。
じっくりと体を冷やした後は、桜を眺めながらの外気浴だ。チェアに腰掛けて空を見上げると、満開の桜が視界いっぱいに広がっている。風に乗って花びらが舞い降りてくる。日本の四季をダイレクトに感じる外気浴というのは、こういうことを言うのだろう。なんと贅沢な時間か。
2セット目は、露天エリアにあるもう一つのサウナへ向かった。大きなサウナストーブには大量のサウナストーンが積まれており、ロウリュができる仕様だ。30分ごとにオートロウリュも行われるらしい。サウナ室の窓からは露天の奥に広がる森の景色が見える。湿度が高く、いい汗をかける。体を十分に温めた後、サウナ室を出ると目の前に2つ目の水風呂がある。導線が完璧だ。こちらの水風呂は深くて、全身をしっかり沈めることができる。なんと気持ちいいのだろうか。再び桜の見える外気浴エリアに移動した。春の空気が肌を撫でていく。目を閉じると、鳥のさえずりと水の流れる音だけが聞こえてくる。
3セット目。外気浴で整った体を、もう一度天然温泉に沈めることから始めた。冷えた体が少しずつ温かくなっていく過程が、これまた最高に気持ちいいのだ。サウナで温まり、水で冷やし、温泉で温め直す。この循環が体の深い部分まで届く感覚がある。そこから再びロウリュサウナに向かい、地下水の水風呂で仕上げて午前中のサウナは完了した。
美しい自然の中に身を置くと、時間を忘れることができる。ぼーっと景色を眺めているだけで、幸せな気持ちになってくるのだ。そこに温泉やサウナの要素が加わると、一生忘れることのできない財産となる。満開の桜の下で整った記憶は、この先もずっと残り続けるだろう。

味噌カツ

鶏の唐揚げ
施設内のレストランで食事をして栄養を補給した後、姫駅まで戻り、再び美濃太田を経由して岐阜まで戻った。岐南駅で下車し、宿泊先のホテルにチェックインを済ませる。コーヒーを飲みながらしばらく休憩した。
夜になると、かなり強い雨風が吹いていた。通常、旅で悪天候に見舞われるとネガティブな気分になるだろう。小生は違う。その逆である。悪天候になれば外出する人が減る。つまり、人気施設の混雑を避けられるというメリットがあるのだ。天候など関係なしにタクシーに乗り込み、次の目的地「湯どころ みのり」に向かった。

