日本の主要空港から行きやすい温泉地を、到着日や出発日に組み込む発想で整理する。羽田・成田から箱根・熱海・草津、新千歳から登別・定山渓、福岡から由布院・別府などを、空港からのアクセス目安と注意点とあわせて中立的に解説する。
公開日: 2026.06.28
日本の主要空港から行きやすい温泉地を、到着日や出発日に組み込む発想で整理する。羽田・成田から箱根・熱海・草津、新千歳から登別・定山渓、福岡から由布院・別府などを、空港からのアクセス目安と注意点とあわせて中立的に解説する。
公開日: 2026.06.28
日本の温泉地を訪日旅程に入れるなら、空港から行きやすい温泉地を到着日や出発日に組み込む発想が役に立つ。長距離の移動を旅の初日や最終日にまとめて済ませてしまえば、滞在の中盤は都市観光や周遊に充てやすく、旅程全体に無理が出にくいからだ。
結論から言えば、空港から特急・リムジンバス・直行バスで乗り換え少なく着ける温泉地は、到着日や出発日に差し込みやすい。逆に空港から何度も乗り継ぐ温泉地は、移動だけで初日が終わってしまいやすい。この記事では、主要空港ごとに行きやすい温泉地と、その組み込み方を整理する。なお所要時間・運賃・便の有無はいずれも目安であり、最新の情報は各空港・鉄道・バス会社の公式情報で必ず確認してほしい。
訪日旅程でつまずきやすいのは、長距離移動を旅の途中に何度も挟むことだ。都市観光と温泉地を交互に行き来すると、そのたびに荷物を持っての移動が増え、体力も時間も削られる。
そこで、空港から比較的近い温泉地を到着日か出発日に置くと、移動の負担を旅の両端にまとめられる。到着日に空港から直接温泉地へ入れば、長旅の疲れを湯で癒してから観光を始められる。逆に出発日の前夜を空港近くの温泉地で過ごせば、帰国便に向けて余裕を持って動ける。重要なのは、空港から温泉地までの移動が乗り換え少なく完結するかどうかである。リムジンバス・特急・直行バスが整っている地域ほど、この使い方に向く。
ただし、到着便が遅い時間だと、温泉地行きの特急やバスの最終便を過ぎてしまうこともある。逆に出発便が早朝なら、温泉地から空港まで始発で間に合うかが問題になる。到着日・出発日に温泉を組み込むときは、便の時刻と最終・始発の接続を先に確認したい。
東京の玄関口である羽田空港・成田空港からは、箱根・熱海・草津といった関東の代表的な温泉地が組み込みやすい。いずれも都心を経由して鉄道で向かう形が基本になる。
箱根へは、新宿から小田急ロマンスカーで箱根湯本まで乗り換えなしで入れるのが利点だ。空港からはまず都心へ出る必要があるが、そこから先は鉄道一本で温泉地の入口まで届く。エリアが広く見どころが分かれるため、宿の場所と移動手段を先に決めておくとよい。箱根のエリアごとの違いは箱根温泉 完全ガイドにまとめている。
熱海は、東京から東海道新幹線(こだま)で乗り換えなしに着き、駅周辺に宿が多い。空港から都心の新幹線駅まで出れば、その先が短いため、到着日・出発日のどちらにも組み込みやすい。熱海の概要は熱海温泉 完全ガイドで扱っている。
草津温泉は、鉄道の最寄りである長野原草津口駅からJRバスで温泉街中心のバスターミナルに入る流れになる。東京から高速バスで草津温泉まで直行する便もあるが、いずれも都心からの移動時間が長めなので、到着日に詰め込むより滞在の中盤に置くほうが楽な場合もある。草津の全体像は草津温泉 完全ガイドを参照してほしい。所要時間や便数は時間帯・季節で変わるため、各鉄道・バス会社の公式情報で確認したい。
新千歳空港からは、登別温泉と定山渓温泉が代表的な選択肢になる。北海道は移動距離が大きい土地だが、これらの温泉地は空港から比較的入りやすい部類だ。
登別温泉へは、空港からJRや高速バスで登別方面へ向かい、そこからバスで温泉街に入る経路が一般的だ。空港と温泉地を結ぶ便があるため、到着日に直接温泉地へ入る組み立てもしやすい。登別は地獄谷を中心に多彩な泉質が集まる温泉地として知られる。詳しくは登別温泉 完全ガイドを参照してほしい。
定山渓温泉は札幌の奥座敷として知られ、新千歳空港から札幌市内を経由して向かう形になる。札幌観光とあわせやすい位置にあり、市内から定山渓行きのバスも運行されている。空港からまず札幌へ出る前提なので、札幌滞在の前後に組み込むと無駄が少ない。エリアの概要は定山渓温泉 完全ガイドにまとめている。北海道は冬季の運休や時刻変更も起きやすいため、便の最新情報は公式で確認したい。
福岡空港は市街地に近く、九州の温泉地への起点として使いやすい。由布院(湯布院)と別府が代表的な行き先になる。
由布院温泉へは、博多から特急ゆふいんの森やゆふで向かう経路が知られ、福岡都心から高速バスで直行する便もある。由布院駅から温泉街が徒歩圏にあるため、降りてからの移動が短いのも利点だ。観光列車での移動そのものが旅の楽しみになる点も含め、到着日・出発日のいずれにも組み込みやすい。由布院の歩き方は由布院温泉 完全ガイドで扱っている。
別府温泉は、源泉数・湧出量ともに国内有数で、複数の温泉エリアが集まる土地だ。福岡方面から高速バスや特急で向かう経路があり、由布院とあわせて九州の温泉を周遊する組み方もしやすい。別府の全体像は別府温泉 完全ガイドを参照してほしい。特急の運行や高速バスの便数は季節で変わるため、移動前に公式情報で確認したい。
関西国際空港・大阪国際空港(伊丹)からは、有馬・南紀白浜・城崎といった関西の温泉地が組み込みやすい。大阪・神戸を経由して向かう形が基本になる。
有馬温泉は神戸の奥座敷として知られ、大阪・神戸方面を経由して向かうのが一般的だ。古くからの湯治場の歴史を持ち、関西の都市観光とあわせやすい位置にある。エリアの概要は有馬温泉 完全ガイドで扱っている。
南紀白浜は、新大阪から特急くろしおで向かう経路が知られるほか、南紀白浜空港もあるため、空路で直接近づける選択肢もある。海沿いの温泉地で、滞在型の過ごし方に向く。城崎温泉へは、大阪から特急こうのとり、京都から特急きのさきで向かう形が一般的だ。駅を出ると外湯と旅館が並ぶ温泉街がそのまま広がり、浴衣で外湯をめぐる過ごし方が定着している。城崎の街歩きは城崎温泉 完全ガイドにまとめている。
大阪を旅の拠点にする場合の温泉地選びは大阪から行ける温泉地、京都を起点にする場合は京都から行ける温泉地で、それぞれ起点別に整理している。同じ温泉地でも、どの空港・どの都市から向かうかで所要時間と乗り換えの手間は変わる。
中部国際空港(セントレア)からは、名古屋を経由して下呂温泉や奥飛騨温泉郷へ向かう経路が組みやすい。いずれも空港から直接ではなく、名古屋を経由する前提になる。
下呂温泉は、名古屋から特急で高山本線方面へ向かう経路が知られる。古くから名湯として親しまれてきた温泉地で、空港から名古屋へ出てから鉄道で入る流れになる。奥飛騨温泉郷は、名古屋・高山方面を経由してバスで向かう山あいの温泉郷で、複数の温泉地が点在する。空港からは距離があるため、到着日に直接入るより、名古屋滞在をはさんで組み込むと無理が少ない。中部発の移動は経由地が多くなりやすいので、所要時間と接続は各鉄道・バス会社の公式情報で確認したい。
下表は、主要空港ごとに行きやすい代表的な温泉地と、空港からのアクセス・組み込み方の目安を整理したものである。所要時間や運賃の目安は記載していない。空路・陸路の便や時刻、運賃は時間帯・季節・経路によって大きく変わるため、各空港・鉄道・バス会社の公式情報で必ず確認してほしい。
| 空港 | 行きやすい温泉地 | 主なアクセス手段(目安) | 組み込み方の目安 |
|---|---|---|---|
| 羽田・成田(東京) | 箱根 | 都心経由、新宿から小田急ロマンスカー | 都市観光と前後で組みやすい |
| 羽田・成田(東京) | 熱海 | 都心経由、東京から東海道新幹線(こだま) | 乗り換え少なく到着日・出発日向き |
| 羽田・成田(東京) | 草津温泉 | 鉄道+JRバス、または高速バス直行 | 移動が長め。中盤に置くのも可 |
| 新千歳(北海道) | 登別温泉 | JR・高速バス+温泉街行きバス | 到着日に直接入りやすい |
| 新千歳(北海道) | 定山渓温泉 | 札幌経由、市内からバス | 札幌滞在の前後に組みやすい |
| 福岡 | 由布院(湯布院) | 特急ゆふいんの森・ゆふ、または高速バス | 駅から徒歩圏。到着日・出発日向き |
| 福岡 | 別府温泉 | 高速バス・特急 | 由布院と周遊しやすい |
| 関西(関空・伊丹) | 有馬温泉 | 大阪・神戸方面を経由 | 関西都市観光とあわせやすい |
この表は空港ごとの傾向を示したもので、同じ温泉地でも宿や経路によって条件は変わる。地名だけで決めず、便の時刻と乗り換えの少なさを目的に照らして確認するとよい。
到着日・出発日に温泉を組み込むときに見落としやすいのが、便の時刻と温泉地行きの交通の接続である。到着便が夜遅い時間だと、温泉地行きの特急やリムジンバス、直行バスの最終便を過ぎてしまうことがある。逆に出発便が早朝なら、温泉地から空港まで始発で間に合うかが問題になる。
そのため、到着日に温泉地へ直行する計画なら、到着便の時刻に対して当日中に温泉地まで届く交通があるかを先に確認したい。出発日の前夜を温泉地で過ごす計画なら、翌朝の便に間に合う始発の交通があるかを押さえておく。空港から乗り換えなく着ける温泉地ほど、この接続が読みやすく失敗しにくい。
公共交通で温泉地へ向かうときの一般的な考え方、つまり「降りた駅から宿までの最後の移動」をどう見るかは車なしで行ける温泉地の選び方で詳しく整理している。空港発の旅程でも、この最後の移動が短い温泉地ほど組みやすい。初めての訪日で温泉を旅程のどこに入れるか迷う場合は初めての日本旅行に温泉を組み込むもあわせて読むとよい。
旅程と到着便の時刻によります。到着便が日中で、空港から乗り換え少なく温泉地へ着ける場合は、到着日にそのまま温泉地へ入ると長旅の疲れを湯で癒せます。到着が夜遅い場合は、温泉地行きの最終便を過ぎることがあるため、空港近くの都市に一泊してから翌日向かうほうが無理がありません。
到着便の時刻に対して、当日中に温泉地まで届く特急・リムジンバス・直行バスがあるかを先に調べます。最終便の時刻は時間帯・季節で変わるため、各鉄道やバス会社の公式情報で確認してください。乗り換えが少ない経路ほど接続が読みやすく、到着日の組み込みに向きます。
始発の交通が出発便に間に合えば可能です。早朝便の場合は、温泉地から空港までの始発時刻と所要を先に確認し、余裕を持った計画にしてください。間に合わない見込みなら、出発前夜は空港に近い都市や施設に泊まるほうが安全です。
本記事の所要や便はあくまで目安です。正確な所要時間・運賃・便の有無は、各空港、鉄道会社、バス会社の公式サイトで確認してください。観光全般の情報は観光庁や日本政府観光局(JNTO)の公式情報も参考になります。
行きやすい温泉地があります。新千歳空港からは登別温泉や定山渓温泉、福岡空港からは由布院や別府が、比較的少ない乗り換えで向かえる代表例です。ただし冬季の運休や季節による便数の変動もあるため、移動前に各社の公式情報で最新の運行状況を確認してください。
主要空港から行きやすい温泉地は、到着日や出発日に組み込むと旅程全体に無理が出にくい。羽田・成田からは箱根・熱海・草津、新千歳からは登別・定山渓、福岡からは由布院・別府、関西からは有馬・南紀白浜・城崎、中部からは下呂・奥飛騨が代表的な行き先である。
判断の軸は、空港から乗り換え少なく温泉地へ着けるか、そして便の時刻が温泉地行きの最終・始発の交通に接続するかにある。長距離移動を旅の両端にまとめれば、滞在の中盤は観光や周遊に充てやすい。所要時間・運賃・便はいずれも目安であり、計画の前に各空港・鉄道・バス会社の公式情報で必ず確認してほしい。
日本の温泉地を訪日旅程に入れるなら、空港から行きやすい温泉地を到着日や出発日に組み込む発想が役に立つ。長距離の移動を旅の初日や最終日にまとめて済ませてしまえば、滞在の中盤は都市観光や周遊に充てやすく、旅程全体に無理が出にくいからだ。
結論から言えば、空港から特急・リムジンバス・直行バスで乗り換え少なく着ける温泉地は、到着日や出発日に差し込みやすい。逆に空港から何度も乗り継ぐ温泉地は、移動だけで初日が終わってしまいやすい。この記事では、主要空港ごとに行きやすい温泉地と、その組み込み方を整理する。なお所要時間・運賃・便の有無はいずれも目安であり、最新の情報は各空港・鉄道・バス会社の公式情報で必ず確認してほしい。
訪日旅程でつまずきやすいのは、長距離移動を旅の途中に何度も挟むことだ。都市観光と温泉地を交互に行き来すると、そのたびに荷物を持っての移動が増え、体力も時間も削られる。
そこで、空港から比較的近い温泉地を到着日か出発日に置くと、移動の負担を旅の両端にまとめられる。到着日に空港から直接温泉地へ入れば、長旅の疲れを湯で癒してから観光を始められる。逆に出発日の前夜を空港近くの温泉地で過ごせば、帰国便に向けて余裕を持って動ける。重要なのは、空港から温泉地までの移動が乗り換え少なく完結するかどうかである。リムジンバス・特急・直行バスが整っている地域ほど、この使い方に向く。
ただし、到着便が遅い時間だと、温泉地行きの特急やバスの最終便を過ぎてしまうこともある。逆に出発便が早朝なら、温泉地から空港まで始発で間に合うかが問題になる。到着日・出発日に温泉を組み込むときは、便の時刻と最終・始発の接続を先に確認したい。
東京の玄関口である羽田空港・成田空港からは、箱根・熱海・草津といった関東の代表的な温泉地が組み込みやすい。いずれも都心を経由して鉄道で向かう形が基本になる。
箱根へは、新宿から小田急ロマンスカーで箱根湯本まで乗り換えなしで入れるのが利点だ。空港からはまず都心へ出る必要があるが、そこから先は鉄道一本で温泉地の入口まで届く。エリアが広く見どころが分かれるため、宿の場所と移動手段を先に決めておくとよい。箱根のエリアごとの違いは箱根温泉 完全ガイドにまとめている。
熱海は、東京から東海道新幹線(こだま)で乗り換えなしに着き、駅周辺に宿が多い。空港から都心の新幹線駅まで出れば、その先が短いため、到着日・出発日のどちらにも組み込みやすい。熱海の概要は熱海温泉 完全ガイドで扱っている。
草津温泉は、鉄道の最寄りである長野原草津口駅からJRバスで温泉街中心のバスターミナルに入る流れになる。東京から高速バスで草津温泉まで直行する便もあるが、いずれも都心からの移動時間が長めなので、到着日に詰め込むより滞在の中盤に置くほうが楽な場合もある。草津の全体像は草津温泉 完全ガイドを参照してほしい。所要時間や便数は時間帯・季節で変わるため、各鉄道・バス会社の公式情報で確認したい。
新千歳空港からは、登別温泉と定山渓温泉が代表的な選択肢になる。北海道は移動距離が大きい土地だが、これらの温泉地は空港から比較的入りやすい部類だ。
登別温泉へは、空港からJRや高速バスで登別方面へ向かい、そこからバスで温泉街に入る経路が一般的だ。空港と温泉地を結ぶ便があるため、到着日に直接温泉地へ入る組み立てもしやすい。登別は地獄谷を中心に多彩な泉質が集まる温泉地として知られる。詳しくは登別温泉 完全ガイドを参照してほしい。
定山渓温泉は札幌の奥座敷として知られ、新千歳空港から札幌市内を経由して向かう形になる。札幌観光とあわせやすい位置にあり、市内から定山渓行きのバスも運行されている。空港からまず札幌へ出る前提なので、札幌滞在の前後に組み込むと無駄が少ない。エリアの概要は定山渓温泉 完全ガイドにまとめている。北海道は冬季の運休や時刻変更も起きやすいため、便の最新情報は公式で確認したい。
福岡空港は市街地に近く、九州の温泉地への起点として使いやすい。由布院(湯布院)と別府が代表的な行き先になる。
由布院温泉へは、博多から特急ゆふいんの森やゆふで向かう経路が知られ、福岡都心から高速バスで直行する便もある。由布院駅から温泉街が徒歩圏にあるため、降りてからの移動が短いのも利点だ。観光列車での移動そのものが旅の楽しみになる点も含め、到着日・出発日のいずれにも組み込みやすい。由布院の歩き方は由布院温泉 完全ガイドで扱っている。
別府温泉は、源泉数・湧出量ともに国内有数で、複数の温泉エリアが集まる土地だ。福岡方面から高速バスや特急で向かう経路があり、由布院とあわせて九州の温泉を周遊する組み方もしやすい。別府の全体像は別府温泉 完全ガイドを参照してほしい。特急の運行や高速バスの便数は季節で変わるため、移動前に公式情報で確認したい。
関西国際空港・大阪国際空港(伊丹)からは、有馬・南紀白浜・城崎といった関西の温泉地が組み込みやすい。大阪・神戸を経由して向かう形が基本になる。
有馬温泉は神戸の奥座敷として知られ、大阪・神戸方面を経由して向かうのが一般的だ。古くからの湯治場の歴史を持ち、関西の都市観光とあわせやすい位置にある。エリアの概要は有馬温泉 完全ガイドで扱っている。
南紀白浜は、新大阪から特急くろしおで向かう経路が知られるほか、南紀白浜空港もあるため、空路で直接近づける選択肢もある。海沿いの温泉地で、滞在型の過ごし方に向く。城崎温泉へは、大阪から特急こうのとり、京都から特急きのさきで向かう形が一般的だ。駅を出ると外湯と旅館が並ぶ温泉街がそのまま広がり、浴衣で外湯をめぐる過ごし方が定着している。城崎の街歩きは城崎温泉 完全ガイドにまとめている。
大阪を旅の拠点にする場合の温泉地選びは大阪から行ける温泉地、京都を起点にする場合は京都から行ける温泉地で、それぞれ起点別に整理している。同じ温泉地でも、どの空港・どの都市から向かうかで所要時間と乗り換えの手間は変わる。
中部国際空港(セントレア)からは、名古屋を経由して下呂温泉や奥飛騨温泉郷へ向かう経路が組みやすい。いずれも空港から直接ではなく、名古屋を経由する前提になる。
下呂温泉は、名古屋から特急で高山本線方面へ向かう経路が知られる。古くから名湯として親しまれてきた温泉地で、空港から名古屋へ出てから鉄道で入る流れになる。奥飛騨温泉郷は、名古屋・高山方面を経由してバスで向かう山あいの温泉郷で、複数の温泉地が点在する。空港からは距離があるため、到着日に直接入るより、名古屋滞在をはさんで組み込むと無理が少ない。中部発の移動は経由地が多くなりやすいので、所要時間と接続は各鉄道・バス会社の公式情報で確認したい。
下表は、主要空港ごとに行きやすい代表的な温泉地と、空港からのアクセス・組み込み方の目安を整理したものである。所要時間や運賃の目安は記載していない。空路・陸路の便や時刻、運賃は時間帯・季節・経路によって大きく変わるため、各空港・鉄道・バス会社の公式情報で必ず確認してほしい。
| 空港 | 行きやすい温泉地 | 主なアクセス手段(目安) | 組み込み方の目安 |
|---|---|---|---|
| 羽田・成田(東京) | 箱根 | 都心経由、新宿から小田急ロマンスカー | 都市観光と前後で組みやすい |
| 羽田・成田(東京) | 熱海 | 都心経由、東京から東海道新幹線(こだま) | 乗り換え少なく到着日・出発日向き |
| 羽田・成田(東京) | 草津温泉 | 鉄道+JRバス、または高速バス直行 | 移動が長め。中盤に置くのも可 |
| 新千歳(北海道) | 登別温泉 | JR・高速バス+温泉街行きバス | 到着日に直接入りやすい |
| 新千歳(北海道) | 定山渓温泉 | 札幌経由、市内からバス | 札幌滞在の前後に組みやすい |
| 福岡 | 由布院(湯布院) | 特急ゆふいんの森・ゆふ、または高速バス | 駅から徒歩圏。到着日・出発日向き |
| 福岡 | 別府温泉 | 高速バス・特急 | 由布院と周遊しやすい |
| 関西(関空・伊丹) | 有馬温泉 | 大阪・神戸方面を経由 | 関西都市観光とあわせやすい |
この表は空港ごとの傾向を示したもので、同じ温泉地でも宿や経路によって条件は変わる。地名だけで決めず、便の時刻と乗り換えの少なさを目的に照らして確認するとよい。
到着日・出発日に温泉を組み込むときに見落としやすいのが、便の時刻と温泉地行きの交通の接続である。到着便が夜遅い時間だと、温泉地行きの特急やリムジンバス、直行バスの最終便を過ぎてしまうことがある。逆に出発便が早朝なら、温泉地から空港まで始発で間に合うかが問題になる。
そのため、到着日に温泉地へ直行する計画なら、到着便の時刻に対して当日中に温泉地まで届く交通があるかを先に確認したい。出発日の前夜を温泉地で過ごす計画なら、翌朝の便に間に合う始発の交通があるかを押さえておく。空港から乗り換えなく着ける温泉地ほど、この接続が読みやすく失敗しにくい。
公共交通で温泉地へ向かうときの一般的な考え方、つまり「降りた駅から宿までの最後の移動」をどう見るかは車なしで行ける温泉地の選び方で詳しく整理している。空港発の旅程でも、この最後の移動が短い温泉地ほど組みやすい。初めての訪日で温泉を旅程のどこに入れるか迷う場合は初めての日本旅行に温泉を組み込むもあわせて読むとよい。
旅程と到着便の時刻によります。到着便が日中で、空港から乗り換え少なく温泉地へ着ける場合は、到着日にそのまま温泉地へ入ると長旅の疲れを湯で癒せます。到着が夜遅い場合は、温泉地行きの最終便を過ぎることがあるため、空港近くの都市に一泊してから翌日向かうほうが無理がありません。
到着便の時刻に対して、当日中に温泉地まで届く特急・リムジンバス・直行バスがあるかを先に調べます。最終便の時刻は時間帯・季節で変わるため、各鉄道やバス会社の公式情報で確認してください。乗り換えが少ない経路ほど接続が読みやすく、到着日の組み込みに向きます。
始発の交通が出発便に間に合えば可能です。早朝便の場合は、温泉地から空港までの始発時刻と所要を先に確認し、余裕を持った計画にしてください。間に合わない見込みなら、出発前夜は空港に近い都市や施設に泊まるほうが安全です。
本記事の所要や便はあくまで目安です。正確な所要時間・運賃・便の有無は、各空港、鉄道会社、バス会社の公式サイトで確認してください。観光全般の情報は観光庁や日本政府観光局(JNTO)の公式情報も参考になります。
行きやすい温泉地があります。新千歳空港からは登別温泉や定山渓温泉、福岡空港からは由布院や別府が、比較的少ない乗り換えで向かえる代表例です。ただし冬季の運休や季節による便数の変動もあるため、移動前に各社の公式情報で最新の運行状況を確認してください。
主要空港から行きやすい温泉地は、到着日や出発日に組み込むと旅程全体に無理が出にくい。羽田・成田からは箱根・熱海・草津、新千歳からは登別・定山渓、福岡からは由布院・別府、関西からは有馬・南紀白浜・城崎、中部からは下呂・奥飛騨が代表的な行き先である。
判断の軸は、空港から乗り換え少なく温泉地へ着けるか、そして便の時刻が温泉地行きの最終・始発の交通に接続するかにある。長距離移動を旅の両端にまとめれば、滞在の中盤は観光や周遊に充てやすい。所要時間・運賃・便はいずれも目安であり、計画の前に各空港・鉄道・バス会社の公式情報で必ず確認してほしい。
| 関西(関空・伊丹) | 南紀白浜 | 特急くろしお、南紀白浜空港も | 滞在型に向く |
| 関西(関空・伊丹) | 城崎温泉 | 大阪から特急こうのとり等 | 一泊向き。外湯めぐり |
| 中部(セントレア) | 下呂温泉 | 名古屋経由、特急で高山本線方面 | 名古屋滞在をはさんで組む |
| 中部(セントレア) | 奥飛騨温泉郷 | 名古屋・高山方面経由+バス | 距離あり。中盤向き |
| 関西(関空・伊丹) | 南紀白浜 | 特急くろしお、南紀白浜空港も | 滞在型に向く |
| 関西(関空・伊丹) | 城崎温泉 | 大阪から特急こうのとり等 | 一泊向き。外湯めぐり |
| 中部(セントレア) | 下呂温泉 | 名古屋経由、特急で高山本線方面 | 名古屋滞在をはさんで組む |
| 中部(セントレア) | 奥飛騨温泉郷 | 名古屋・高山方面経由+バス | 距離あり。中盤向き |