
兵庫県
2025/8/29-31 神戸・大阪サウナ旅
「神戸サウナ&スパ」に行ってきた
🔥 サウナ室 100℃
❄️ 水風呂 11.7℃
神戸サウナは、小生にとって特別な場所だ。
これまで何度も足を運び、人生の貴重な瞬間をこの神戸サウナで刻んできた。
思い返せば、高校3年生の時に初めて神戸サウナにやってきた。高校野球の夏の甲子園決勝のチケットが手に入ったので、友人と行くことになった。どうせなら、いい席で見たいと思った。そのためには、前泊して翌日の早朝から並び、開門と同時にダッシュで場所取りをしなければならない。外泊する際には、親の許可が必要だったため、両親にことの経緯を説明した。「どこに泊まる予定なの?」と聞かれたので、「神戸サウナに泊まる予定」と答えた。そう言えば、許されるという確信があった。なぜなら、小生の父親が大好きなサウナだからである。小生の父親は、サウナーだ。小生は父の影響を受けて、サウナを好きになった。そんな父の思い出の場所に息子が泊まりたいというのだから、断られるはずがないと思っていた。案の定、二つ返事でOKをもらった。友人に連絡すると、彼もまた親からOKをもらえたようだ。
当日、落ち着かない様子の高校生2人が、かろうじて受付を済ませてロッカールームに向かった。カプセルホテルに泊まるのも初めてである。全く導線がわからない。同じフロアに大浴場がないのか?案内板を見て、大浴場は上階にあることがわかった。「上が大浴場みたいやな」友人と言葉を交わし、全裸でエレベータに向かった。この時点で、大失態を犯していた。神戸サウナでは、ロッカーから移動する際に紙パンツを着用しなければならない。理由は、受付の横を通るため女性スタッフから丸見えになるからだ。だから、ロッカールームには紙パンツが置いてある。それを見事に見逃していたというわけだ。受付の女性が「こいつらマジか...」という目でこちらを見ていることなど気にもせず、小生たちは大浴場に向かった。そして、人生初の神戸サウナを楽しんだのだった。
その後、兵庫県の大学に進学した小生は、大学時代も神戸サウナに何度も足を運んだ。神戸サウナの空間、匂い、サウナ、水風呂、食事、スタッフの方々、カプセルルーム、マッサージなど、すべてのサービスの質が高い。社会人になって関東にいる時も、関西に来たときは神戸サウナに泊まっていた。思い出の場所だし、神戸サウナが大好きだ。
少し前置きが長くなってしまったが、この日は朝9時から夕方まで神戸サウナにいた。前日の夜に、ニュージャパン梅田で最高に整うことができた小生だったが、とある理由でひどく気分が沈んでいた。ホテルのカビ臭い匂いのせいで、熟睡できなかったのである。チェックイン時点でも「臭い」と感じていた小生の嗅覚は、ニュージャパンで整ったことによりさらに研ぎ澄まされ、ホテルの部屋に入った刹那、思わず顔をしかめた。ただ、せっかく予約したホテルなのだからと自分を納得させ、渋々眠りについた。が、途中で何度も目が覚めた。そのため、爽快な睡眠をとることができなかったのだ。この状態から最高の気分になるためには、小生の思い出の場所である「神戸サウナ」に行くしかないだろうと思い、大阪から神戸に向かった。
館内に入ると、いつもの最高の匂いに包まれた。そして何より、落ち着く。ホームサウナに来たような気分だ。受付を済ませロッカーに移動する。しっかりと紙パンツを履き、上階の大浴場に移動する。あの事件以降、移動する際には必ず紙パンツを着用するようにしている。浴場に入った後は、身を清め、天然温泉に浸かる。そして、お待ちかねのサウナだ。最初の2セットは、フィンランドサウナでじっくり汗をかき、11.7℃の水風呂で体をキンキンに冷やす。そして、外気浴で自分を解放する。個人的に、ここのフィンランドサウナは、小生の好きなサウナランキング堂々の一位だ。それくらい居心地が良く、しっかり汗をかける。3セット目は、メインサウナでロウリュを受けることにした。サウナストーンから発せられるアロマの香りに癒されつつ、強烈な熱波が押し寄せる。限界まで体を熱し、水風呂に直行する。3セット目も11.7℃の水風呂で締め、朝サウナは終了だ。
サウナを出て、リクライニングでくつろいでいると、かなりお腹が空いてきた。時間的にもちょうどランチが始まるタイミングだ。

豚肉の生姜焼き定食

絶品唐揚げ
神戸サウナは、ご飯も美味しい。この日は、生姜焼きと唐揚げを注文した。サウナ後の体に深く沁みる味だ。ご飯が美味しい。なんて幸せな人生なんだ。しかも思い出の場所で。食事を終え、リクライニングルームで昼寝をした。なんと贅沢な時間の使い方だろうか。そして昼寝をすることで、小生の体力も回復している。もう一度、神戸サウナで3セットやるか、もしくは別の施設に行ってみるか。数分考えた末、あの施設での感動的な体験が蘇ってきた。刹那、行き先が決まった。「有馬街道温泉 すずらんの湯」である。