温泉街の風景
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大阪府
2025/8/29-31 神戸・大阪サウナ旅

ニュージャパン梅田に行ってきた

🔥 サウナ室 90
❄️ 水風呂 14
この日、午前中に『有馬温泉 太閤の湯』でリラックスした小生は、同施設内のリクライニングルームで昼寝をしていた。サウナの後に美味しい食事を食べ、睡魔に争うことなく夢の世界へ行っていた。目が覚めると15時ごろになっていた。昼寝をしたことで、小生の体力も回復している。次はどこのサウナに行こうか。もうそんなことを考えていた。有馬温泉からなら、神戸市内はもちろん、大阪にもアクセスしやすい。気分的に、大阪に行きたくなっていた。小生の頭の中に、一つの施設が浮かんだ。日本のカプセルホテル発祥の地『ニュージャパン梅田店』である。ドラマ『サ道』の舞台にもなっている大阪屈指のサウナだ。 行き先が決まったので大阪市内のホテルを予約し、有馬から車を飛ばして大阪に向かう。1時間くらいでホテルに着いた。チェックインを済ませ、部屋に入るとカビ臭い匂いが漂う。どうやら、エアコンから吹き出している風が臭いようだ。掃除をしていないのだろう。ユニットバスもカビ臭い。若干気になるが、ノープランのサウナ旅では良くある話だ。一旦忘れよう。チェックインから5分後には、タクシーに乗っていた。『ニュージャパン梅田までお願いします』運転手に行き先を告げる。数分後に到着した。ニュージャパン梅田店は、梅田東通という居酒屋や風俗店で賑わう通りのど真ん中にある。喧騒にまみれた通りを澄ました顔で歩き、ようやく入り口が見えてきた。 チェックインを済ませ、早速大浴場に向かう。ニュージャパン梅田の大浴場は3階建てになっている。各階にサウナと水風呂が完備されている。まずは2階の洗い場に移動し、身を清める。その後は、同じ階にあるフィンランドサウナに向かう。ヴィヒタと木の香りが室内に充満していて癒される。思いっきり深呼吸をする。ホテルで嗅いだカビ臭い匂いは、一瞬で浄化されたようだ。セルフロウリュをして瞑想する。幸運なことに、私以外に誰もいない。貸切状態だ。フィンランドサウナは、本当にいい汗をかける。限界を迎えてサウナ室を出る。すぐ横に16℃の水風呂が配置されている。動線も完璧である。汗を流し水風呂へ。極上の爽快感が小生の身体を包み込む。あまりの気持ちよさに声が漏れてしまう。水風呂の後は、リクライニングチェアに身を任せる。水風呂からわずが10歩ほどの位置にチェアがおいてある。この動線も完璧すぎる。目を閉じると、意識が飛んでいきそうになる。朝は有馬温泉、夜はニュージャパンのサウナ。なんて幸せな一日なのだろう。同年代くらいのお兄さんが、一人でニヤニヤしている小生に訝しげな視線を向けてくるが、全く気にしない。 2セット目は、1階に降りて高温サウナに入る。数分後にオートロウリュが始まった。サウナストーンから発せられる蒸気が心地よい。柑橘系のアロマのいい香りがする。ヴィヒタと木の香りも好きだが、それぞれの施設が工夫を凝らして編み出したアロマ水も、小生は大好きだ。サウナ室を出ると、2種類の水風呂の選択を迫られる。14℃か18℃。迷わず14℃を選択する。この水風呂では、壁をつたって水が落ちてきている。壁にもたれて、滝行のように水を受ける。ものすごい爽快感だ。水風呂の後は、専用の整いスペースに向かう。プールサイドのような感じで、チェアが何台も置かれている。おまけに人も少なかったため、待たずに座れた。ゆっくりと目を閉じ、5分くらい動けなかった。 次はラストセット。3階に移動し、フィンランドサウナ小屋に行ってみた。どうやら、満席のようだ。ここは、また次の機会にしよう。そうして2階に降り、1セット目と同じヴィヒタと木の香りに包まれたフィンランドサウナへ。ここは、またしても貸切だった。セルフロウリューを行い、自分と向き合う。呼吸に意識を集中させ、鼓動を感じる。そろそろ限界だ。汗を流して水風呂に入る。熱した体が一気に冷めていく。とてつもない爽快感に包まれる。ニュージャパン梅田、おそるべし。 サウナの後は、美味しい食事の時間だ。
サウナ室の様子
スタミナ飯と味噌カツ。絶品。
水風呂の様子
館内の商品棚
ラウンジに移動してメニューを見ると、サウナ後の食事にぴったりなラインナップだ。おそらく、どれを選んでも美味しい。迷った挙句「スタミナ飯」と「味噌カツ」を注文した。絶品だった。目を閉じ、頷きながら咀嚼する。人間としての喜びを感じる。1分後に人生が終わると告げられても、文句のない人生だったと言える。それくらいの幸福感だ。一つだけ引っかかる点と言えば、この後またカビ臭いホテルに戻らなければならないということだ。次はニュージャパンに泊まろう。そう思いながら、タクシーに乗ってホテルに戻った。