サウナ&カプセル アムザ
Vol.1
大阪府
2025/10/17-20 大阪サウナ旅

サウナ&カプセル アムザを訪問

大阪ミナミの中心で極上サウナとイビキとの格闘

📅2025/10/1719:00
今回のサウナ旅も、金曜日の夕方からスタートした。 この日も、夕方に仕事を切り上げて、車を飛ばして大阪までやってきた。少々道が混んでいたが、予定通り19時ごろに「サウナ&カプセル アムザ(Amza)」に到着した。今夜はここに宿泊予定だ。いいサウナに入ってぐっすり寝て、明日の朝からまたサウナに入ろうと意気込んでいた。 カプセルホテルに宿泊するのは久しぶりだが、十分な睡眠が取れるかは「運」によって決まる。そもそもカプセルホテルというのは、一人分の寝るスペースを確保しただけの簡易宿泊施設である。部屋というよりは「寝床が並んでいる空間」に近く、各カプセルは横幅・高さともにコンパクト。中にはマットレス・枕・布団、そして照明やコンセント、小型テレビなど最低限の設備が備えられている。 一般的なビジネスホテルのように個室ではないため、隣の人のいびきや物音、深夜の出入りの音が気になることもある。轟音のいびきをかく人間が近くにいれば、ハズレくじを引いたということであり、十分な睡眠をとることはできない。ちなみに小生はいびきを全くかかない。寝る時は死人のように静かな男である。 若干の不安はあったが、まずはサウナを楽しむことにした。「サウナ&カプセル アムザ」は、サウナ施設としても一流である。大阪ミナミのど真ん中に施設を構え、サウナと水風呂をそれぞれ3つ構えている。大浴場も非常に清潔感があり、大阪のサウナランキングで上位の理由がわかる。 1セット目から絶好調だった。やはり旅に出ると、いつもより集中してサウナを楽しめるような気がする。研ぎ澄まされているような感覚だ。1セット目は、メインサウナでもあるikiサウナに入り徹底的に身体を熱した。水風呂は14℃、16℃、25℃の三種類用意されている。まずは、16℃の水風呂でしっかり身体を冷やした。そのあと外気浴に移動すると、焼き鳥のいい匂いが漂っている。ここは大阪ミナミのど真ん中。周囲は、日本屈指の繁華街である。その街を見下ろしながら、サウナで気持ちよくなっている自分に酔いしれた。 2セット目は、フィンランドサウナに行く。ここにはテレビがなく、セルフロウリュ可能な静かな空間でサウナ浴が楽しめる。丸太小屋のような雰囲気で本場フィンランドを連想させる。同じ空間にいる他の客も、目を閉じて自分と向き合っている。おそらくサウナ好きの人たちだろう。ここでも徹底的に身体を熱し、次は14℃の水風呂に入ることにした。1セット目よりも血管が引き締まる感じがする。水風呂も非常に清潔で、常に水がオーバーフローしているため、クリアな水質が保たれている。この清潔さもいいサウナの条件だ。 その後、ikiサウナとフィンランドサウナを2セット楽しみ、合計4セットで夜のサウナは終了した。大浴場を後にして、ラウンジに向かう。プロ野球のポストシーズンが中継されており、阪神タイガースが日本シリーズ進出を決めたようだ。その映像を見ながら、サウナ後のドリンクを楽しんだ。 さて、そろそろ寝るとするか。カプセルホテルでいい睡眠が取れるかは運であると先ほど書いた。その運試しがこれから始まろうとしていたのである。
大阪に向かう前に淡路島で食べた海鮮丼
大阪に向かう前に淡路島で食べた海鮮丼
22時ごろにカプセルルームに移動して横になった。この時点では、まだ静かだった。しばらく読書をしていると眠たくなってきたので寝ることにした。非常に気持ちのいい寝つきだった。 目が覚めて時計を見ると午前3時だった。22時半ごろに寝たはずなので、4時間半で目が覚めたことになる。よくある中途覚醒かと思い、もう一度寝ようとしたが、近くで工事でもしているのだろうか。とてもうるさい。地鳴りのような音が響きわたっている。次第に意識がクリアになっていく。よく耳を澄まししてみると、まさに小生の真横が音源のようだ。仕切りの壁に耳を近づけてみる。「ガァーー」「ゴォーー」という猛烈ないびきが響き渡っているではないか。冷静に考えてみると、小生の睡眠サイクルからして午前3時に目が覚めるのはおかしい。早起きしたとしても午前5時とかである。おそらく目が覚めた原因は、いびきの騒音によるものだろう。見事にハズレくじを引いてしまった。 一度目が覚めてしまうとすぐに寝れないので、眠たくなるまで読書をすることにした。その間も轟音が響き渡っている。1時間ほど読書をして午前4時になった。すると、無呼吸になったのか静かになった。「今だ!」と言わんばかりに目を閉じて寝ようとした。しばらく寝ることができた。が、次に目が覚めると午前5時だった。1時間しか寝れていない。時間を確認した刹那、またものすごい音が響いていることに気づいた。「いい加減にしてくれ」と思ったが、合計5時間以上寝れているので、もう起きてもいいかなと思った。それにここはサウナ施設なので、朝サウナに行くことにした。 寝床を抜け出し、せっかくなので隣の部屋の様子を確認すると、なんと入り口のカーテンを開けたまま寝ているではないか。太った体で大きな口を開け、いびきをかいて寝ている。実に滑稽な姿である。入り口の扉が開いているので余計に音が漏れている。少し腹が立ってきた。刹那、下腹部に空気が溜まってくるのを感じた。もう一度、いびき太郎の様子を伺う。爆睡している。そう簡単に起きることはないだろう。そう思い、自分のお尻を入り口付近に密着させ、思いっきり放屁してやった。身体中のガスを全て放出する勢いで「音」のお返しをした。そして即座に大浴場に向かった。 午前5時すぎではあったが、大浴場はかなりの賑わいだった。みんな、こんなに朝早くにサウナに入っているのかと感心しつつ、もしかしたら小生と同じように、いびきの騒音で起こされた人もいるのでは?と思った。 早朝なので、サウナと水風呂を1セットだけ行った。寝起きのサウナも気持ちいいものだ。サウナで汗をかくたびに、体全体が目を覚ましてくるのがわかる。水風呂に入るとシャキッとして、一気にスイッチが入る。さっきまで隣人のいびきにストレスを感じていたが、サウナと水風呂に入るとリセットされた。これもサウナの素晴らしさだ。 朝サウナを出ると午前6時を回っていたので、そのまま朝食を食べた。24時間サウナに入れて、宿泊もできて、美味しい朝食も食べることができる。そして安い。カプセルホテルのいいところだ。いびきの不運を除いては。 朝食を食べてカプセルルームに戻ると、いびきのうるさい男がいなくなっていた。目を覚ましてサウナにでも行ったか、チェックアウトしたのだろうか。目覚めの原因が小生の放屁であればいいのだが。まあ、いなくなってくれたことは幸運である。ちょうど食後で眠たくなってきたし、ぐっすり寝ることにしよう。しばらく読書をしていると眠気が襲ってきたので、思うままに眠ることにした。 目が覚めると、午前10時になっていた。3時間ほど寝ていた。いびき男のせいで失った睡眠を見事に取り戻すことができた。これで合計8時間睡眠となり体調は万全だ。最高の気分で準備を済ませ、次の目的地に向かうことにした。これから向かうのは「大阪ナンバーワンのサウナ施設」と呼び声の高い場所である。心斎橋商店街の中にあり、6つのサウナと3つの水風呂を完備し、サウナのテーマパークと呼ばれている施設だ。 その施設こそ「大阪サウナDESSE」である。

サウナ・水風呂の情報

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IKIサウナ
95°C
ドライサウナ
対流式ストーブ(サウナストーン)
30
Metos製の巨大なIKIストーブを中央に据えたメインサウナ。ガラス張りの開放的な空間で、オートロウリュや熱波演出(アウフグース)を楽しめる。
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瞑想フィンランドサウナ
80°C
ドライサウナ
対流式ストーブ(サウナストーン)
10
照明を抑え、テレビなどの演出を排した静寂のサウナ。セルフロウリュが可能で、自分のペースでじっくりと蒸気と向き合える仕様。集中してととのいたいサウナー向けの環境。
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グエルスチームサウナ
50°C
スチームサウナ
対流式ストーブ(サウナストーン)
10
グエル公園をイメージしたタイル装飾のスチームサウナ。高湿度の蒸気がやわらかく身体を包み、低負荷で発汗を促す。
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水風呂1
16°C
水道水
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水風呂2
25°C
水道水
巨大プール。所々にチェアが固定されており、椅子に座りながら冷水浴が楽しめる。温度も25℃程度なので、長く入ることができる。
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水風呂3
14°C
水道水
1人用の縦長の浴槽が2つ用意されている。常にオーバーフローしているため水質はかなりきれい。

基本情報

施設名
サウナ&カプセル アムザ
施設タイプ
温泉・スパ・ホテル・旅館
住所
大阪府大阪市中央区千日前2-9-17 7F
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定休日
なし
営業時間
12:00〜10:00