
Vol.4
大阪府
2025/10/17-20 大阪サウナ旅
「花園温泉 sauna kukka」を訪問
人生初の混浴サウナへ
📅2025/10/1910:00
大阪サウナ旅3日目は、最高の目覚めと共に始まった。
前日は、昼に「大阪サウナDESSE」、夜に「なにわ健康ランド」という極上スケジュールだったこともあり、ホテルのベッドに横になった刹那、意識が飛んだ。気づいた時には、朝だったというわけだ。8時間ほど寝ているので、体調は万全だ。
朝食まで少し時間があるので、いつも通り朝の散歩をする。若干雨が降っているが関係ない。小生にとって朝の散歩は歯磨きをするようなものだ。習慣化すれば、意思の力は必要ない。東大阪の下町を散歩しながら、今日の計画を立てる。午前中に行く施設は決まっているが、昼からは何も計画していない。そのまま自宅に帰るか、もしくは。。気持ち的には、もう一泊したいと思っている。日曜日なのでホテルも安いし、明日の朝帰れば仕事にも間に合う。まあ、いったん午前中のサウナを出てから決めることにする。
ホテルに戻り朝食を食べようと思ったが、レストランが大混雑である。日本語は聞こえない。中国語しか聞こえない。どうやら、中国の団体客が宿泊していたようだ。日本の名所を観光しているのだとは思うが、温泉やサウナには入っているのだろうか?せっかく日本に来たのに、日本が誇る温泉・サウナを満喫しないのは損をしていているぞ。と思いながら、中国人に交じって美味しい朝食を食べた。
「花園温泉 sauna kukka」には、午前10時に到着した。開店と同時なのに結構な客がいる。小生と同じように、大阪屈指の天然温泉とサウナを満喫しに来ているのだろう。
この日は、小生にとっても冒険だった。なぜなら、人生初の混浴サウナに足を踏み入れるからだ。もちろん一人でだ。これが、恋人や友人と一緒なら気が楽なのだが、恋人も友人もいない小生は、一人で足を踏み入れなければならない。
なぜ、この日に限って混浴サウナに入るのかというと、「花園温泉 sauna kukka」に来たからには、ぜひ経験したいサウナが混浴エリアにあるからだ。サウナの名前は「サウナクッカ」。施設の代名詞のサウナであり、日本最大級の広さを誇る。80人以上収容可能で、巨大なサウナストーブを使ってアウフグースイベントが行われる。お笑い芸人のサバンナ高橋さんや、マグ万平さんのYouTubeチャンネルでも紹介されており、以前から気になっていたのだ。
混浴エリアに行く前に、まずは大浴場で温泉とサウナを満喫する。「花園温泉 sauna kukka」は、地下1,000mから湧く自家源泉を贅沢に使っている。大浴場内にある浴槽全てで温泉水が使われている。水風呂も温泉水が使われている。
内湯の源泉につかると、とろけるような質感で小生の身体を包み込んでくれる。刹那、身体全身の力が抜けていき、極上のリラックスモードに突入する。これが温泉の力だ。冒頭で触れた中国人観光客たち、京都の寺巡りをするのもいいが、温泉巡りも素晴らしいぜ?と伝えたい。大きなお世話だろうか。
温泉で身体を温めて1セット目のサウナに向かう。メインサウナである「サウナハナゾノ」は、40人ほど収容できる大きなサウナで、サウナ室の中央に巨大なikiストーブが鎮座しており、定期的な自動ロウリュと、自動送風の仕組みが実装されている。表示温度は85℃だが、とても暑く感じる。自動ロウリュにより湿度が高くなり、体感温度が上昇しているのだ。
スクリーンに映し出されるテレビ番組を見ながら、いい汗をかいてきたので水風呂に入ることにした。水風呂は、とてつもなく気持ちよかった。まず、広くて深い。20人は入れるのではないだろうか。そして、水温15℃の低めの温度設定だが、温泉水を100%使っているため、水質が非常にまろやかだ。とろけるような質感の冷水が、小生の身体を冷やしつつ、癒しを与えてくれる。
水風呂の次は外気浴だが、「花園温泉 sauna kukka」は、外気浴も素晴らしかった。20脚以上のチェアが、広い露天スペースに並べられ、誰もが平等にリラックスできるようになっている。サウナ好きが喜ぶ最高の設計である。
2セット目は、もう一つのサウナである「セルフロウリュサウナ」に向かう。メインサウナとは異なり、テレビはなく、暗い照明で私語禁止。静かな環境で自分と向き合う人のために作られたサウナである。3段構成の最上段に座り、ゆっくりと目をとじた。
しばらくすると、年配の男性がサウナストーンに水をかけてくれた。非常に助かる。小生は、小心者である。そのため、ほかのお客さんがいる前でロウリュをする勇気がない。誰かがやってくれれば、その手間が省けるのでうれしいものだ。熱い蒸気によって一気に発汗し、天然温泉の水風呂で身体を引き締めた。これで、2セット目が完了だ。
3セット目は、いよいよ男女混浴エリアの「サウナクッカ」を利用する。混浴エリアなので水着を着用し、ポンチョという上着を着てから行かなければならない。銭湯の全裸スタイルに慣れた小生にとっては、少し違和感があるが仕方ない。
結論として、混浴エリアを単身で利用しているのは小生だけであった。まあ、当然といえば当然だ。混浴サウナというのは、そもそも友人、カップル(不倫や同性愛も含む)、夫婦など、複数人で楽しむためのものだ。完全に場違いであることを認識したが、ここで引き下がる訳にはいかない。日頃の厳しいトレーニングで鍛え上げた肉体を披露しながら「サウナクッカ」に入室した。ここでも、カップルの中に小生という構図は変わらない。だが、そんなことよりもサウナ室の大きさに驚いた。80人、いや、100人は入れるのではないか?と思うほどの広さだ。漫才のライブなどもできそうである。
当たり前のような顔をして最上段に座ったが、全く熱くない。温度的には65℃くらいだろうか。熱いサウナに慣れた小生にとっては、岩盤浴程度の刺激である。冷静に考えればそうだ。友人やカップルがゆっくりサウナ浴を楽しむうえで、温度設定は非常に大事だ。高すぎれば、サウナ室で楽しく会話することも難しいだろう。コンセプトを理解した時点でサウナ室に入って10分以上経過していたが、全く身体がぬくもってこない。悔しいが途中退室して大浴場に戻ることにした。早くこの場を立ち去りたいという気持ちもあった。むしろ、その気持ちのほうが大きかった。
大浴場に戻り全裸になった。やっぱり、こっちのスタイルが合っている。セルフロウリュウサウナに行き、完全に燃焼することができた。天然温泉の水風呂で締めて、午前中のサウナは終了だ。

施設内の食堂にて「健康作りご飯セット」を食べた
施設内の食堂でおいしいご飯を食べている間に、この後のプランについて考えた。時刻は13時。このまま自宅に戻ってもいいが、旅を続けたい気持ちが勝っていた。どうせ自宅に帰ったとしても、明日の仕事が始まるまで何か特別なことをするわけでもない。ならば、もう一泊して朝帰りしても問題はないはずだ。ということで、朝帰りすることが決定した。
では、次はどこに向かうのか。自宅へのアクセスもいい神戸に泊まろうと思った。そして神戸と言えば、100℃越えのサウナに8℃の水風呂で有名なホテルがある。日曜日なので宿泊料金も安かった。ここに一泊して、今日の夜と明日の朝サウナを楽しもう。そして、朝帰りをしよう。完璧なプランが出来上がった。
目的地は、「サウナリゾートオリエンタル神戸」である。
♨️温泉情報
♨️
花園温泉
天然温泉
地下1,000mから湧く自家源泉のナトリウム-炭酸水素塩泉。黄緑がかった湯が肌をなでるようにやわらかく、重曹成分が角質をゆるめて、湯上がりはつるりと整う。水風呂も含むすべての浴槽に源泉が使用されている。
⚡サウナ・水風呂の情報
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サウナハナゾノ
男性用
85°C
ドライサウナ
対流式ストーブ(サウナストーン)
40人
大浴場の屋外エリアに設けられたオートロウリュサウナ。Sawo製のタワー型ストーブとボナストーブを備え、広い空間と3段の座面構成が特徴。自動ロウリュと熱波装置により、短時間で室内全体が熱と蒸気に包まれる設計になっている。
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セルフロウリュサウナ
男性用
82°C
ドライサウナ
対流式ストーブ(サウナストーン)
12人
男性浴室内に設置されたセルフロウリュ式のサウナ。照明を落とした静かな空間でサウナ浴を楽しめる。テレビはなく私語厳禁。
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サウナクッカ
混浴・共用
70°C
ドライサウナ
遠赤外線ヒーター
80人
水着着用・男女共用のサウナフロアに設けられた大型サウナ。4段ベンチと広いサ室を備え、最大80名以上を収容できるスケールが特徴。室内の温度は60~70℃で設定されており、友人や恋人と会話を楽しみながらサウナ浴を楽しめる。定期的なアウフグースイベントも開催されている。
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バレルサウナ
混浴・共用
85°C
ドライサウナ
対流式ストーブ(サウナストーン)
6人
木製のバレルサウナで薪ストーブを採用。
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大浴場内の水風呂
男性用
15°C
温泉水
かなり広くて深い。温泉水をそのまま使用しているためとろけるような質感を味わえる。15℃という低い温度設定であるにも関わらず、水質がいいのでリラックスして浸かることができる。
❄️
水風呂2
混浴・共用
15°C
温泉水
3階サウナ専用フロアの水風呂

