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関東サウナ巡り 〜千葉・神奈川・東京〜
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毎日サウナ東京 幕張店
千葉県
2026.7.12 | Vol.4
「毎日サウナ東京 幕張店」の体験談
炎と地下水が織りなす究極の没入空間
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毎日サウナ東京 幕張店
千葉県
2026.7.12 | Vol.4
「毎日サウナ東京 幕張店」の体験談
炎と地下水が織りなす究極の没入空間
旅の記録
君津の「SATOYAMA TERRACE」で極上の朝サウナを満喫した後、小生は静かに車のエンジンをかけた。充実感とわずかな疲労が心地よく入り混じる中、君津ICから高速道路に乗り、幕張方面へと車を走らせる。いよいよ千葉県でのサウナ旅も、最後の目的地が近づいてきた。これから向かうのは「毎日サウナ東京 幕張店」である。 「毎日サウナ東京」とは、群馬県で薪サウナの聖地と名高い「毎日サウナ」と、東京赤坂にある都会のオアシス「サウナ東京」がタッグを組んで作り上げた新ブランドの第一号店だ。2026年5月に千葉県幕張に誕生したばかりで、5種のサウナと3種の水風呂、そして天然地下水を備えたサウナ特化型の施設である。サウナ好きの間ではオープン前から話題になっており、小生としてもこの千葉旅で絶対に外せない場所であった。 広い駐車場に車をとめると、写真で何度も見た建物の外観が目に飛び込んでくる。逸る気持ちを抑えながら中に入り、受付を済ませる。店員の丁寧な利用説明を聞き流すわけではないが、心はすでにサウナ室にあった。清潔感があり広々とした脱衣所で秒速で服を脱ぎ、大浴場の扉を開ける。 扉を開けた刹那、異空間が小生を出迎えてくれた。最も心を打たれるのはその世界観である。電気的な照明はほとんど使用されておらず、浴槽の煉瓦の壁には無数の蝋燭が置かれている。その優しい灯りが空間を照らし、煉瓦の質感がたまらなくいい味を出しているのだ。その風景を見るだけでも、ここまで足を運んだ値打ちがあるというものだ。さらに、その蝋燭が良い香りを生み出しており、浴室全体がアロマの香りに包まれている。以前、東京赤坂の「サウナ東京」でも同じような香りを味わったので、おそらく同じものを使用しているのだろう。 大浴場は2階建ての構成になっており、1階は温浴エリア、2階がサウナエリアとなっている。まずは1階から探索することにした。1階の主役は炭酸泉であり、その横にジャグジーなどの浴槽やカランが並んでいる。炭酸泉の中央には大きな木が鎮座しており、ただの炭酸泉を特別な空間へと昇華させている。浴槽も青いライトで照らされており、なんとも神秘的な雰囲気ではないか。ここでじっくりと身体を温め、いよいよ本丸である2階へと足を進める。 階段を上がり2階に立ち入ると、サウナに熱狂する男たちの凄まじい空気感に包まれた。1階のリラックスした世界とは明らかに次元が違う。熱いサウナで己と格闘し続ける者たちのオーラが結集し、この張り詰めた空気感を生み出しているのだ。ここには5種類のサウナと3種類の水風呂、さらに広大な休憩エリアがあり、ドリンクなどもオーダーできるようになっている。ただ休憩するだけではなく、そこにドリンクサービスという体験を付与しているのも、上質さを感じていいではないか。 一通りの設備チェックが終わったので、いよいよサウナを開始しよう。すでに本日2施設目であるため、ウォーミングアップは十分に済んでいる。最初にどのサウナに入ろうか。やはり、この施設の名物でもある「薪火サウナ」から始めるべきだろう。 中に入ると、特注の巨大な薪ストーブが強烈な熱を発していた。完全黙浴が義務付けられた暗闇の中に、激しく燃える炎が揺らめいている。室内を照らすのは、この大きな炎の灯りだけだ。小生は、炎を正面から見据えることができる位置に腰を下ろした。暗闇の中で炎をじっと眺めていると、自分の中に何か強いエネルギーが満ちてくるのを感じる。この完璧に計算された世界観が、とてつもない没入感を生んでいることは間違いない。まるで修行をするかのように精神を統一し、ひたすらに熱を感じる。次第に暑さの限界がやってきた。水風呂の時間である。 「毎日サウナ東京 幕張店」の水風呂は、天然地下水を使用している。15℃、22℃、そして飲用可能な天然水掛け流しの水風呂(20℃程度)の3種類が用意されている。薪サウナの激しい熱に炙られた後は、やはり冷たい水風呂に入りたい。15℃の水風呂に全身を沈めた刹那、圧倒的な爽快感が小生を貫いた。水風呂も広く設計されているため、混雑を気にせずに長く浸かることができる。 そこから休憩スペースへ移動する。30脚以上の椅子が規則正しく並べられ、横になれるエリアも数多く用意されている。そこでは、極上のサウナと水風呂に骨抜きにされた男たちが完全に意識を失い、恍惚感に満ちた表情で別世界へと旅立っている。なんとも幸福に包まれた絵図ではないか。その絵の一部に、これから小生もなろうとしているのだ。チェアに全体重を預け、深呼吸を繰り返していると、やがて視界がぐらりと揺れ、極上の整いの時間がやってきた。頭の中のノイズが消え、クリアになっていく。これだから、サウナはやめられない。 いつまで休憩していたかなど、知る必要もない。ここには時間は存在しないし、自分の思うままにサウナを楽しめばいいのだから。 2セット目は、「ケロ蒸喜乱舞」を堪能することにした。20名以上は入れるであろう広いサウナ室には、木の宝石と呼ばれるケロ材が贅沢に使用されている。芳醇な香りを期待して深呼吸をしてみたが、まだオープンして間もないからか、ケロ特有の深い香りはあまり感じられなかった。それよりも、サウナ室がとてつもなく熱い。体感では100℃をゆうに超えているのではないかと思い温度計を見ると、なんと90℃である。必ずしも温度計の数値と体感が一致しないのもサウナの面白いところだ。サウナストーブには、これまで見たことがない形状の「iki pro」と書かれたストーブが鎮座している。従来のikiストーブの上位互換ということだろう。この圧倒的な性能の高さが、体感温度の上昇に寄与しているに違いない。サウナ室にはBGMが流れているのだが、しばらくするとBGMがポップな音楽に切り替わり、室内の照明が変化して自動ロウリュが始まった。ただでさえ熱いサウナ室が、このロウリュによって完全に仕上げのフェーズに入る。限界まで身体を熱し、再び水風呂へと向かった。 15℃の水風呂に入り、休憩エリアで「無」の時間を過ごす。 ここで余談だが、赤坂の「サウナ東京」でも感じたことであるが、この施設はスタッフの働きが非常に素晴らしい。常に複数人のスタッフが大浴場に常駐しており、サウナマットの手入れ、サウナ室や水風呂のチェック、清掃などを徹底して行っているのだ。そのため、常に利用者が快適な状態で施設を使用できるようになっている。例えばサウナマット一つとっても、使用済みのものがいつまでも散乱している施設は多いが、ここでは常にメンテナンスされているため、いつだって綺麗なマットを手に取ることができる。サウナ室のセッティングに関しても薪の状態を細かくチェックしており、休憩エリアのチェアに関しても、利用者が離れた後に水で流して綺麗にするなどの動きができている。また、施設として「黙浴」を前提としているため、マナー違反をしている客がいればきちんと注意もしている。上質な体験を提供する裏側には、このようなスタッフのたゆまぬ企業努力があることを忘れてはならない。 3セット目は、「瞑想マグマ蒸気」に入る。このサウナは、蒸気と熱の瞑想に特化した半個室のスチームサウナだ。スチームストーブと壁内に隠されたボナストーブのダブル仕様で、壁には溶岩石が使われている。座席ごとに仕切りが設けられており、視覚と音を遮断して己の内側に没入できるようになっている。温度的には低めなので、しばらくリラックスして身体を温めた後、小生はそのまま薪火サウナへと移動し、サウナをハシゴすることにした。緩やかな温かさから、薪火の激しい熱への切り替え。このギャップにより、一気に身体のスイッチが切り替わるのを感じた。 限界を迎えてサウナ室を飛び出し、3セット目の水風呂は15℃の水風呂から天然地下水掛け流しの水風呂へとハシゴする。天井から滝のように天然水が注がれるシステムで、このダイナミックなスタイルは静岡県の聖地「サウナしきじ」を思い起こさせる。その水を手ですくい、一気に飲み干してみた。水風呂に入りながら、そこに注がれる天然水を飲むという行為が、小生はたまらなく好きだ。まさかこの都会の幕張で、このような野生的な体験ができるとは思わなかった。僥倖である。 さて、そろそろ「毎日サウナ東京 幕張店」でのサウナ活動も佳境に差し掛かってきた。この上質なサウナ体験も、次の4セット目で最後にしようと思う。ラストはどのサウナに入ろうか。やはり、小生自身が最も心を打たれた「薪火サウナ」で締めるのが筋だろう。暗闇の中で激しく燃える薪の炎を眺め、自分の内面に強いエネルギーを蓄え、そして極上の地下水水風呂で身体を仕上げて終わる。 完璧なサウナ体験が完成した。凄いぞ、毎日サウナ東京。
サウナ後の焼肉ランチ
施設を出た後、隣にある焼肉店でランチをしながら、これからの行程について考えを巡らせる。サウナ後の焼肉ほど、男の胃袋と精神を満たしてくれるものはない。肉を頬張りながら、今日の宿泊先をどうするか考える。実はまだ何も決めていないのだ。ただ、横浜に2件、どうしても行きたい施設があることだけは決まっている。まずは拠点となるホテルを確保しよう。日曜日ということもあり、ホテルの料金も手頃だ。スマートフォンを操作し、みなとみらいのアパホテルをサクッと予約した。 これから活動の舞台を千葉から横浜へと移すわけだが、今夜は横浜中華街のど真ん中でサウナに入り、その足で中華料理を堪能するという欲望にまみれた計画を立てている。「横浜中華街のど真ん中でサウナを楽しむことなどできるのか?」と疑問に思うかもしれない。できるのだ。それが「HARE-TABI SAUNA & INN YOKOHAMA」という施設である。 横浜での新たな出会いに胸を膨らませながら、小生は肉を飲み込み、車へと向かった。旅はまだまだ終わらない。
このストーリーで訪れた施設
毎日サウナ東京 幕張店
♨️
機能浴槽
🔥
サウナあり
❄️
水風呂あり
📍
〒261-0026 千葉県千葉市美浜区幕張西2丁目1−4
営業時間🕐:
09:00〜06:00