
Vol.4
大阪府
2026/1/31-2/1 奈良サウナ旅
「天然温泉 なにわの湯」の体験談
敗北の退散!サウナ・水風呂1セット
📅2026/2/117:00
できることなら、どの施設でもサウナ→水風呂→休憩を最低でも3セットしたいと願っているし、それがプロのサウナ愛好家としてあるべき姿だと思っている。しかし、時には、1セットもできない、もしくは、1セットのみで退散を余儀なくされる場合がある。いや、厳密に言えば、無理をすれば3セットできるのだが、1セットで終わりにしたいと思うこと(事件)が起きることがある。これは非常に珍しいことで、50施設を訪問すれば1回あるかないかの確率である。それを今回引き当てたという話だ。
この日は、午前中から奈良県でサウナを満喫し、午後からは映画館で涙が枯れるほど号泣し、体力を消耗した状態で車を走らせていた。途中でどこかのサウナ施設に立ち寄り、スカッとして帰ろうと思っていた。そこで目的地にしたのが、大阪市にある「天然温泉 なにわの湯」だ。
事前の調査では、素晴らしい施設だと思ったし、実際に行って温泉、サウナ、水風呂は素晴らしいと思った。ではなぜ、1セットで退散する事態になったのか。結論、人が多すぎたからである。内湯や露天エリアのどの浴槽に行っても、満員御礼である。駆け込み寺としてサウナを選択しても入り口に列ができている。どこにも身を休める場所がない。小生と同じような彷徨い人も大浴場に大量発生しているのだ。
よく観察してみると、集団の利用客が永遠に居座っているように見える。5〜6人のグループが固まり、トークに花を咲かせ、いつまでも動かない。そして、そのような集団が複数存在している。非常に厳しい状況であると言わざるを得ない。小生のような個人客にとって、集団での利用客は敵でしかないが、彼らにとってはそれが友人との楽しい時間であり、こちらが否定する権利はない。悔しいが、泣き寝入りするしかない。
それにしても、いつになったらサウナに入れるのだろうか。様子を見つつ、もう3回も身体を洗っている。角質が落ち、アカスリをしたかの如く、肌がツルツルになっている。永遠にシャワーを浴びている。
ようやくサウナ室の列が消えたので入り口のドアを開けると、室内の通路に列ができていた。目の前に中年男性の汚い背中が広がっている。思わずため息が出そうになったが、ここまで来たからには待つしかない。この状況では、好きな場所に座ることもできず、空いたところにいくしかない。このようなサウナ体験は非常に厳しい。できればしたくない。ようやく小生の順番が回ってきたかと思えば、最下段のベンチである。小生は上段に座るのがルーティンなので、熱の弱い下段では満足できない。上段が開けば即座に移動してやろうと様子を伺うが、小生と同じ目の動きをしている人間(サウナ好き)が数人おり、小生よりも上に座っている彼らを凌ぐことはできないと諦めた。
身体が温まってくる頃には、もう1セットで終わりにしてもいいかなと思い始めていた。それが確信に変わったのは、サウナ室を出る時である。小生が入る前よりも長い列ができている。休憩して2セット目に入る時に、これまで以上の苦痛を伴うことになる。1セットで終了することを決心した。
ロッカールームでも負のループは続く。混雑により非常に窮屈で、ロッカーから荷物を取り出すのも一苦労である。スタッフも謎の動きをしており、ロッカーの鍵を新しく入ってきた客に手渡ししている。そんなことをするくらいなら、入り口で入場規制をした方がいい。明らかに大浴場のキャパを超える客を入場させた結果、湯に浸かることもできない人が続出しているからだ。以前、東京のサウナ施設を訪問した際に、入り口で整理券を配っていたことに衝撃を受けたが、中に入ってストレスを感じるより、整理券を発行して待たせ、大浴場内では快適なサウナ体験ができる方がいい。この辺りは、施設の運営を改善して欲しいところだ。

施設のレストランで食べた「かつとじ定食」
受付周辺で休憩したいと思ったが、そこにも大勢の人がいて座れそうにない。レストランに目を向けると空席が目立っていたので、そこで休憩することにした。ついでに食事を済ませて帰ろう。
今回のサウナ旅は、悔しさが残る終わり方になってしまった。しかし、全ての施設で思い通りの体験ができるわけではないことは承知している。おそらく「天然温泉 なにわの湯」も、別の日に来れば全く違った体験ができるのかもしれない。しかし、サウナ旅は一期一会だ。訪問した時の体験で全てが決まる。そのリアルな体験をこれからも書いていきたい。
次回は、どんなサウナ旅になるのか楽しみだ。

