温泉街の風景
神戸サウナ&スパ(2回目)
兵庫県
2025/9/4-7 サウナの聖地巡礼の旅

神戸サウナ&スパ(2回目)に行ってきた

🔥 サウナ室 105
❄️ 水風呂 11.7
聖地巡礼の旅は、台風18号の直撃と共に始まった。 小生のサウナ旅は、平日の仕事を終えた瞬間から始まる。この日、仕事を終えた夕方の段階でかなり強い雨が降っていたが、予定通り高速バスに乗り込んだ。19時45分に神戸三宮駅に到着し、繁華街の誘惑を素通りして目的地に向かう。居酒屋やキャバクラに興味はない。数分歩くと、『神戸サウナ&スパ』が見えてきた。1つ目の聖地である。神戸サウナには先週の日曜日にも来たので4日ぶりの訪問だが、今回は宿泊だ。カプセルに泊まるのは久しぶりだし、宿泊すれば24時間サウナが楽しめるので妙に興奮していた。 チェックインを済ませて早速大浴場に向かった。紙パンツを脱ぎ、タオルを手に取り洗い場に向かう。平日かつ台風の夜ということもあり、驚くほど空いている。ほぼ貸切状態だ。なるほど、悪天候の時を狙えば、快適に施設を利用できるということか。 今回は聖地巡礼なので、いつも以上に気合を入れて身を清める。その後、大浴場の中心に鎮座している源泉に浸かる。サウナがフォーカスされて見落とされがちだが、神戸サウナの「神乃湯温泉」はかなり気持ちいい。施設の地下1,004メートルから湧出した天然温泉を贅沢に使っているそうだ。身体が温まってきたので、23℃の水風呂で水通しをして、フィンランドサウナに向かう。前回の記事でも書いたが、小生の中で『神戸サウナ』のフィンランドサウナはNo.1だ。暗い小屋の中でわずかな灯りが小窓から差し込み、室内にはテレビもBGMもない。フィンランドから直輸入したケロ材とヴィヒタの香りが室内に漂う。このサウナに入れば、そこはもう別世界だ。しばらくすると、同じタイミングで入っていた人がセルフロウリュをしてくれた。湿度が一気に上がり、身体の芯から温まる。 それそろ限界が近づいてきたので汗を流し、11.7℃の水風呂に入る。そして、近くのベンチに身を任せて外気浴だ。この日は、たくさん雨が降っていた。水風呂で冷やした身体に雨が当たる。雨のマッサージを受けながら、1セット目から極上のリラックス状態に陥る。2セット目もフィンランドサウナに直行し、11.7℃の水風呂に入り、雨に打たれながら外気浴をする。2セット目は、完全に意識が飛んでいた。 しばらくして、スタッフの大きな声で現実世界に戻ってきた。どうやら、メインサウナでフィンランド式ロウリュが行われるようだ。神戸サウナは30分に1度、スタッフによるロウリュが行われる。3セット目は、ロウリュで締めることにした。メインサウナの最上段に腰掛ける。スタッフの挨拶が終わったので拍手を送り、アロマ水がサウナストーンに垂らされる。刹那、レモングラスのいい香りが小生の鼻腔を刺激する。同時に熱波も襲ってくる。毛穴という毛穴から汗が吹き出してくる。神戸サウナのロウリュは熱いけど、気持ち良さがある。まろやかな熱波に包まれるからだ。早く水風呂に行きたいが、もう少しロウリュを受けたい気にもなる。追加で5回熱波を送ってもらい、ロウリュが終了した。水風呂に直行して身体を冷やし、3セット目が終了した。 サウナを出ると21時を回っていた。いつもなら寝る準備を始めるところだが、旅の初日だしまだまだ楽しみたい。それに腹も減っている。サウナ飯を食べようじゃないか。館内着に身を包み、8Fのラウンジに向かった。
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神戸サウナは、食事も美味しい。 21時を回っているので、ヘルシーさを意識して親子丼を頼むことにした。オーダーして少し時間があったので、サウナ雑誌を手に取る。日本には、素晴らしいサウナ施設が本当に多く、次から次へと行きたい施設が出てきて困る。幸せな悩みだ。そうしているうちに親子丼が出来上がったようだ。まずは目を閉じて香りを楽しむ。思いっきり炭火焼きのいい匂いを吸い込む。側から見れば変人だろうが、何も気にする必要はない。小生の知り合いなど、一人もいない。最初の一口をじっくりと味わう。親子丼とは、こんなにも美味しかっただろうか。いつも寝ている時間に親子丼を食べている。その非日常も旅の醍醐味である。どうせ、明日の午前中は台風が直撃するのだ。多少夜更かしをしたところで、ダメージはない。 満腹になったので、リクライニングルームで読書をすることにした。サウナ関連の書籍を手に取り、1時間ほど読書をしていると眠たくなってきた。そろそろ寝るとするか。カプセルルームに移動し、深い眠りに落ちた。時刻は23時を回っていた。 爽快感と同時に目が覚めた。一体、何時間寝ていたのだろう。とても気持ちのいい目覚めだ。時計を見ると、午前4時である。5時間睡眠か。二度寝をしようと思ったが、完全に覚醒している。旅が楽しすぎて興奮しているのだ。ちなみに、小生の平均睡眠時間は7~8時間である。それに比べれば短時間だが、いつも以上にスッキリしていた。ということは、「朝サウナでも行くか」となるわけである。午前4時半に大浴場に行くと、小生を含めて2人しかいなかった。身を清めて「神乃湯温泉」にどっぷり浸かる。誰もいないので、大の字でくつろいだ。神戸の聖地を独り占めしていることに優越感を覚えた。身体が温まったので23℃の水風呂に入り、フィンランドサウナに向かう。朝のサウナは、夜とは違った感覚がある。汗をかくにつれ、細胞一つ一つが目を覚してくる。小生の場合、夜は比較的早く汗をかけるが、朝は汗をかくまで時間がかかる。貸切状態のサウナでセルフロウリュを行い、じっくり身体を温めた。 11.7℃の水風呂に入り、豪雨に打たれながら外気浴をする。とてつもない幸福感に包まれながら3セット終了した。大浴場を出るころには、午前6時前になっていた。『神戸サウナ』の朝食バイキングは、午前6時から始まる。サウナに入ってお腹も空いていたし、そのまま朝食をいただくことにしよう。24時間一流のサウナに入り放題で、美味しい朝食も付いている。控えめに言って最高だ。朝食を終えてリクライニングルームでダラダラしていると、また眠気が襲ってきた。一旦、カプセルルームに戻り二度寝をすることにした。 再び目が覚めると、午前9時を回っていた。2時間ほど寝ていたようだ。かなりスッキリしている。テレビをつけて台風情報を確認する。どうやら予定よりも早く進んでいるようで、昼前には雨が止むそうだ。ならば準備をして、岐阜県大垣市に向かおうではないか。次の目的地は『大垣サウナ』である。