温泉街の風景
富士山天然水SPA サウナ鷹の湯
静岡県
2025/9/4-7 サウナの聖地巡礼の旅

富士山天然水SPA サウナ鷹の湯に行ってきた

🔥 サウナ室 100
❄️ 水風呂 14
「富士山の伏流水をかけ流しで楽しめる水風呂があるのですが、興味はありますか?」 そう問われれば、サウナーなら誰しもYESと言うだろう。 そもそも、そんな夢のような場所があるのだろうか? 実在する。 その施設の名は、「富士山天然水SPA サウナ鷹の湯」だ。 この日は、午前中に聖地「サウナしきじ」を訪問し、飲める水風呂を心行くまで堪能した。すでに、身体の内側も外側も整いまくっている。しかし、富士山天然水かけ流しの水風呂を経験するまで、今日という一日を終えることはできない。 「サウナしきじ」からタクシーで静岡駅まで行き、在来線で富山駅まで行く。そこからタクシーに乗り込み「富士山天然水SPA サウナ鷹の湯までお願いします」と告げる。一瞬、運転手が戸惑った。「すみません、もう一度いいでしょうか」と返される。「鷹の湯という温泉に行きたいのですが。。住所を言います。静岡県富士市久沢...」ここまで言ったところでようやく理解できたようだ。「あぁ~あそこか!わかりました」と。これで目的地までいける。15分ほど車を走らせる。坂を上り、山に向かって進む。これまでの人生、富士山は新幹線からしか見たことがなかったが、近くで見るとすごい迫力だ。これだけ大きければ、伏流水も気持ちいいんだろうなぁ。とニヤニヤしていると「お客さん、着きました」と運転手の声で現実に戻される。「あぁ、ありがとうございます」とお礼を言い、店の中に入った。 受付を済ませて脱衣所に行き、秒速で全裸になり、身を清めて露天エリアのバレルサウナに向かう。このバレルサウナの温度設定は100℃で、12分に一度のオートロウリュという激しめのサウナである。入った瞬間から汗が噴き出してくる。テレビもないので自分と向き合う時間だ。胡坐をかき、下腹部に力を入れて身体の芯から温める。心拍数の限界を迎えたところでサウナを出た。さて、どの水風呂に入ろうか。 「富士山天然水SPA サウナ鷹の湯」は、水風呂も3種類ある。1つは内湯エリアにある巨大な水風呂で水温は12~13℃。2つ目は、露天エリアにある檜の水風呂で温度は14℃くらい。3つ目は、露天エリアにある巨大な桶風呂(8人くらいは入れそう)で温度は16℃くらい。どれも富士山の伏流水かけ流しだ。個人的な好みで檜の水風呂をチョイスした。一人用の水風呂なので、入った瞬間に大量の水があふれ出る。だが、かけ流しの水風呂なのであっという間に満杯になる。それにしても冷たい。だが柔らかい。大垣サウナで経験したような、冷たいけどまろやかで、永遠に入っていられる感覚だ。2分ほどつかり、身体の芯から冷却できた。 次は、お待ちかねの外気浴だ。バレルサウナの横に整うためのチェアが複数台並んでいる。なんという完璧な導線か。全体重を椅子に預けて目を閉じる。「大垣サウナ」や「サウナしきじ」で感じたような、長時間毛穴がスースーする感覚。地下水などの天然の水風呂に入った時に起こる、水道の水風呂とは明らかに違う感覚だ。たとえるなら、ミント水にでも入ったかのような爽快感を得られるのである。さらに肌触りも違う。滑らかな肌触りでモチモチしている。天然水はミネラルが豊富であるため、水風呂に入るだけで皮膚がそれらの成分を吸収しているのだろう。全身が喜んでいるのがわかる。椅子に座りながら、なんて幸せな一日なのだろうと思う。朝は聖地「サウナしきじ」で、夕方は「富士山天然水SPA サウナ鷹の湯」で整う。こんな贅沢なハシゴも、サウナ旅ならではだろう。 3セットで終わる予定だったが、あまりの水の気持ちよさに「帰りたくない病」を発症してしまい、気が付くと5セットを終えていた。腹ペコだ。サウナ飯の時間だ。
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食事は、施設内の食事処でもつ鍋と唐揚げを注文した。サウナ後の鍋は、至高の極みである。目を閉じてスープを一口すする。食レポのタレントになったつもりで何度もうなずき味わう。決してフリをしているのではない。全身で味わっているのだ。合計8セットした身体に栄養が行き渡る。これからもう一度3セット行けそうな気がしてくる。だが我慢する。旅は明日以降も続くからだ。 食事を終え、グッズ売り場でバッジを買った。富士山のロゴに「SAUNA TAKANOYU」と印字されていてかわいい。小生は、感動した施設では、何かしらのアイテムを買うようにしている。そのアイテムを見るたびに、当時の感動を思い出し、幸せな気持ちになれるからだ。それに、四国に住んでいる小生が、静岡まで頻繁に来れるわけでもない。もしかすると、今回が最初で最後の訪問になるかもしれない。そう思うと、ここに来た「証」というものを自分の人生に残しておきたいと思うのだ。「富士山天然水SPA サウナ鷹の湯」は、間違いなくこれまで行った施設でトップクラスだった。タクシーで富士駅に向かう途中、「また必ず来よう」と決意した。 さて、本日の活動はこれにて終了。といきたいところだが、まだ終わりではない。小生の本日の宿泊先を聞けば、その理由が分かるだろう。本日の宿は、静岡屈指のサウナ施設「駿河健康ランド」である。 つづく。