
Vol.3
埼玉県
2026/2/20-23 東京・埼玉・神奈川サウナ旅
「バーデンガーデン」の体験談
所沢で味わうケロ(Kelo)サウナ
📅2026/2/2119:00
19時に「バーデンガーデン(BadenGarden)」に到着した。この日は、午前中に「温泉バルコニー キング&クィーン」を訪問し、その後人に会う予定があり、素晴らしい時間を過ごした後での訪問ということもあり、非常に気分が高まっていた。
「バーデンガーデン」には、フィンランドで木の宝石と呼ばれている「ケロ材(Kelo)」を使用したサウナがある。ケロ材とは、フィンランドなどの北欧の寒冷地で樹齢200〜300年の松が自然に立ち枯れたものを指す。人工的に作ることはできず、自然に枯れて数十年乾燥した木だけがケロ材になるのだ。また、ケロ材が生まれるのは、主にフィンランド、ロシア北部、スウェーデン北部の極寒地域のみであり、日本では手に入らない。このような理由から、通常のサウナ用木材とは比較にならないほどの値段で取引され、かつ輸入コストもかかることから、日本でも一握りの施設でしか体験することができないのだ。その貴重なケロ材を使用したサウナを楽しめることから、「バーデンガーデン」は日本で非常に注目されている。
「バーデンガーデン」は宿泊もできるので、今夜はサウナを楽しんでそのまま泊まる。チェックインを済ませて大浴場へ向かう。宿泊者専用のロッカーで着替えを済ませて浴場内へ。ローマを思わせるような柱が立ち並び、各浴槽が配置されている。事前に写真でイメージしていたよりはコンパクトな作りだ。天然温泉はない。入口の左手にサウナ室があり、そこが噂のケロ材を使用したサウナである。身を清めた後に、存分に堪能しようじゃないか。
ケロの醍醐味は、なんといっても芳醇な香りだ。小生が過去に訪問した「神戸サウナ」や「サウナ東京」のケロサウナは、最上級の香りを味わうことができたが、「バーデンガーデン」ではどうだろうか?期待に胸を膨らませながら、そして、これから小生の鼻腔を癒してくれる香りを想像しながらサウナ室に入った。しかし、小生のイメージとは全く異なる香りがそこには漂っていたのである。何のアロマかは分からないが、アロマの香りが薄く存在しており、ケロ材の香りが全然しない。ケロ材の近くまで鼻を近づけても芳醇な香りを味わうことができなかった。
構造的な問題もあるのかもしれない。「バーデンガーデン」のサウナは、1つのサウナ室の中に2つのエリアがあり、1つはケロ材を使い、もう一つは檜を使用したエリアである。そのため、同じ空間の中にケロと檜が同居しているのだ。小生の好みとしては、ケロはケロ、檜は檜、と分けたほうが、それぞれの香りや熱対流を味わうことができるので少し残念に思う。また、ケロの醍醐味は、やはり素材そのものが発する芳醇な香りであり、ケロを使用したサウナで全くテイストの異なるアロマを使用するのはいかがなものかと首を傾げざるを得なかった。
サウナ室の熱対流も物足りず、温度計が示す値よりもはるかに低い温度だと感じてしまった。湿度が低いからなのか、熱が循環していないのか不明だが、長くサウナに入っても十分に身体を温めることができなかった。サウナに入る上で汗をかくことは重要なのだが、身体の深部体温を上げることはそれ以上に大事であり、熱対流が悪く湿度の低いサウナでは、発汗はしているものの深部体温が上がらない現象が起きやすいのだ。吸気口と排気口の設置場所を見直すか、自動ロウリュウの回数を増やすべきであると考える。さらに、ロウリュウ後の空気循環をよくするために自動送風の仕組みを入れてもいいかもしれない。
水風呂の温度は12℃と低く、高級な備長炭を使用しているため水質はまろやかに感じた。しかし、サウナでの身体の温まり具合に反して水風呂が冷たすぎるため、爽快感の前に寒いという感覚が先にきてしまう。この辺りも、水風呂を冷たくすればいいというものではなく、サウナ室の熱・温度とのバランスを考慮する必要があるように感じた。今の「バーデンガーデン」のサウナであれば、水風呂の温度は17℃くらいが理想的ではないだろうか。
総じてイメージとは異なる体験になってしまったが、それ以外にも、全身タトゥーが入ったヤクザのような男が偉そうに座っており、小心者の小生としては、終始恐縮したマインドで過ごさなければならなかったのも残念であった。この日は、2セットで早めに切り上げ、夕食をとることにした。

鶏肉の唐揚げ定食

牛すじ煮込み
レストランで注文した鶏肉の唐揚げ定食、牛すじ煮込みは、非常に美味しかった。特に鶏肉の唐揚げについては、仕込みが丁寧に施されており、醤油ベースのいい味付けであった。
さて、明日以降もサウナ旅が続いていくが、明日の朝は、東京都東久留米市にある「スパジアムジャポン(Spadium Japon)」を訪問する予定だ。こちらの施設は、「温泉バルコニー キング&クィーン」と運営会社が同じであるため、素晴らしい施設であることは間違いない。どのような体験ができるのか期待をしながら、夢の世界へ落ちていった。

