泊まれるサウナ屋さん 品川サウナ
Vol.1
東京都
2026/2/20-23 東京・埼玉・神奈川サウナ旅

泊まれるサウナ屋さん 品川サウナの体験談

衝撃のアウフグースおかわり

📅2026/2/2023:00
金曜日の夜、18時に仕事を終了し → 20時の飛行機に乗り → 21時半に羽田空港に到着した。まるでサウナ→水風呂→外気浴のようなスムーズな流れである。 羽田空港から大井町駅まで移動していたが、夜遅い時間帯(22時ごろ)だというのに電車は非常に混雑している。田舎暮らしで隠居している小生にとって、22時というのは普段寝ている時間であるが、日本の首都東京では、これからが夜の始まりだと言わんばかりに賑わっている。戦々恐々としながら、品川駅で京浜東北線に乗り換え、大井町駅に到着した。 近くのビジネスホテルにチェックインを済ませ、部屋の滞在時間1分で目的地のサウナに向かう。今夜訪問するのは「泊まれるサウナ屋さん 品川サウナ」だ。2024年6月にオープンした新しい施設で、小生が東京に住んでいた時は存在していなかった。全国のサウナ愛好家の間でも話題の施設であることや、サウナ雑誌にも掲載されており以前から注目していた。 施設を目指して歩いていると「SAUNA」と書かれた看板が目に入る。暖簾をくぐり、チェックインを済ませ、いざサウナのある大浴場へ向かう。敷地面積が狭いので、脱衣所などの空間は窮屈さを感じるが、肝心のサウナは文句なしのクオリティであった。 まず、大浴場に入った瞬間に世界が変わった。暗い照明で統一された浴場の中央に鎮座するのは3つの水風呂だ。水温19℃の「リトルマーメイド」、水温8℃の「シングル」、水温30℃の「不感湯」のバリエーションである。その水風呂を囲うように2つのサウナ室(「空 -KUU- 」、「禅 –ZEN–」)がある。屋上への階段を上がると、そこには「オアシス」と呼ぶに相応しい空間が広がっていた。中央に温かい浴槽が配置され、その周囲に20脚以上の休憩椅子が配置されている。寝るタイプ、座るタイプなど、様々な種類の椅子があるため、好みに合わせてチョイスできるのも嬉しい。そして何より素晴らしいのが世界観である。天井や壁が植物で覆われ、熱帯林で外気浴をしているような気分になれる。多くの人が外気浴をしているが、皆その空間に酔いしれているようにも見える。 一通り確認が終わったのでサウナを開始する。品川サウナには、2つのサウナがある。セルフロウリュができ、自分と向き合うことをコンセプトにした「禅 –ZEN–」と、アウフグースなどのイベントも楽しめる「空 -KUU-」の2つだ。 1セット目は、「禅 –ZEN–」に入室する。茶室をテーマにしているため、お茶の香りが室内に漂い、座面も畳である。さらに、プライベートスペースを確保するために仕切りも用意されているではないか。自分と向き合うというコンセプトを見事に形にしている。畳の上に座り、目を閉じ、自分の呼吸に意識を集中させると、ここが都会の中心であることを忘れてしまう。セルフロウリュを行うと、お茶の香りと共に蒸気がサウナ室に充満する。お茶のロウリュができる施設は全国的にも珍しく、貴重な体験に感謝したい。 サウナの後は水風呂に入るが、水温19℃の「リトルマーメイド」を選択する。浴室の中央に鎮座しており、階段を登って入るスタイルなので、熊本県の「湯らっくす」を彷彿とさせる。この水風呂は、水深が140cmあり、潜ることを前提に作られている。潜ることを禁止している施設が多い中で、あえて潜ることを前提にする。サウナ愛好家の望みを叶えてくれて嬉しい。頭からつま先までしっかり冷却し、屋上の外気浴スペースに移動した。 外気浴の世界観はやはり素晴らしく、美しい植物を眺めていると、ついつい寝落ちしてしまいそうになる。すでに寝落ちしてイビキをかいている人が数名いるようだが、本当にオアシスのような雰囲気なので意識が飛んでしまうのも無理はない。都会の限られたスペースでサウナ施設を作る場合でも、自然と一体化するような体験はできるなと思う。必ずしも大自然の中にサウナを作らなくても、品川サウナのように世界観を形にすれば、同じような体験が提供できるのだなと勉強になった。 2セット目は、アウフグースが楽しめるサウナ「空 -KUU-」に入る。L字型のベンチから2台のikiストーブを眺められる構造になっている。しばらく身体を温めているとスタッフがアロマ水を持って入室してきた。そして次のような言葉を我々に投げかけた。「先ほどアウフグースをしたばかりですが、今日は金曜日 & 深夜ですし、自分の体力が限界を迎えるまで仰がせていただきたいと思います!」と。このような出来事は初めてである。なんというホスピタリティか。同席していた客も思わず笑っていた。そこからサウナストーンにアロマ水をかけ、レモングラスのいい香りが室内に広がると同時に強烈な熱波が襲ってくる。スタッフの矜持たるものが熱波に乗っているような気がして余計に熱い。限界を迎えたので水風呂に飛び込んだ。 屋上で外気浴をしながら、旅の始まりから最高の体験ができていることに喜びを感じていた。今回のアウフグースのように、旅をすることでしかできない体験があるし、それぞれの施設でコンセプトも造りも全く異なるため、全ての体験が自分の人生に深く刻み込まれる。特に温泉・サウナ施設での体験というのは、常に自分が主役であるし、精神的 & 五感を刺激される身体的な感覚を得られるため、強烈な記憶として残るのだ。だからこそ、サウナ旅はやめられない。 「品川サウナ」で極上のサウナ体験をし、ホテルに戻った時には深夜1時を回っていた。こんな夜遅くまで起きていたのは何年ぶりだろうか。隠居生活が続いている身としてはいい刺激である。しばしば、生活リズムをぶち壊すことも重要だ。そんな自分を正当化する思考をしながらベッドに寝転がっていると、いつのまにか深い眠りに落ちていった。 明日は、朝から埼玉県に移動して、埼玉県の極上施設を訪問する。
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