
Vol.5
埼玉県
2026/2/20-23 東京・埼玉・神奈川サウナ旅
「朝霞サウナ 和」の体験談
大人の隠れ家サウナ
📅2026/2/2219:00
飲食店を評価する時などによく使われる「大人の隠れ家」という響きは、サウナ施設にも当てはまる。そこに行けば、自分自身がサウナのプロであるという自覚を駆り立てられ、当然サウナ体験も素晴らしく、そこに存在している自分自身に酔ってしまうような施設がある。その施設こそ、埼玉県朝霞市にある「朝霞サウナ 和(なごみ)」だ。
朝霞駅からすぐの場所にあり、いかにも隠れ家の雰囲気が漂う外観から、和風をテーマにした入り口を抜け自動チェックインを済ませる。受付横のフェイスタオルとバスタオルを受け取り、男性浴場の3Fに向かう。落ち着いた雰囲気のロッカールームで着替えを済ませ、いざ大浴場へ入る。照明を落としたダークモダンな空間が出迎えてくれ、3つのサウナ室、2つの水風呂、温かい浴槽、そして約30脚のチェアが並べられた空間が広がっている。その空間に人間の声はなく、水が流れる音、水が地面に落ちる音、サウナのドアを開閉する音、シャワーで身体を洗う音だけが響いている。施設のルールとして、会話が厳禁なのである。自分と向き合い、周囲に気を使い、身体を整えることに集中する。これが「朝霞サウナ」のルールなのだ。
「朝霞サウナ」には、以下の3つのサウナがある。
1. メインサウナ
40人ほどが入れる6段構成のサウナ。10分に1度のオートロウリュがあり、熱波は灼熱。最上段は105℃の熱を感じることができる。
2. セルフロウリュウサウナ
室温90℃、9人ほどが入れるコンパクトなサウナでセルフロウリュが楽しめる。
3. 低温多湿サウナ
檜のアロマのいい香りが漂うサウナ室。室温80℃、9人ほどが入れるコンパクトなサウナで、不定期にスタッフが檜のアロマを提供しに来る。
1セット目は、挨拶代わりにメインサウナに入る。100℃を超えるサウナであるため非常に暑い。中段あたりに腰掛けると、即座に汗をかいてきた。サウナ室にはテレビはなく、会話も禁止であるため、利用客の息遣いとロウリュの音だけが聞こえてくる。この環境は、瞑想にぴったりである。自分の呼吸に意識を集中させゾーンに入る。現実世界から離れる意識で目を閉じ、次に目を開ける時にまた現実世界に戻ってくるようなイメージだ。しばらくすると自動ロウリュが始まった。100℃を超えるサウナで熱波が襲ってくると、火傷しそうになるくらい熱い。その熱さで一気に現実世界に戻り、水風呂に直行した。
水風呂は、極上であった。サウナ浴に最も適していると言われている15℃で設定されており、さらに約20人が入れるくらい広い。周囲を気にすることなく全身を伸ばして水風呂に入り、サウナで熱された身体を冷却していく。そこから休憩エリアに直行し、リクライニングチェアに全体重を預ける。浴室全体がダークモダンな雰囲気であるため、休憩をしていても別世界に来たかのようで、隠れ家の雰囲気を存分に感じることができるのだ。
2セット目は、低温多湿サウナに入る。サウナ室に入った刹那、檜のいい香りに癒される。どうやら、施設スタッフが定期的にサウナ室の床に檜のアロマ水を撒いているらしく、そのおかげで香りが広がり、湿度も高く維持されている。室温も80℃なので、メインサウナとは異なり優しい熱さでじっくりとサウナ浴が楽しめる。熱すぎるのが苦手な人には、このサウナがぴったりだろう。このように、様々な人が好みに合わせて楽しめるように、色々な温度帯、香りのサウナを用意しているのも流石である。
大浴場に入って1時間ほどが経過するが、まだ人の声は聞こえない。20人ほどの利用客がいたが、それぞれが自分の世界に没頭しているように見える。小生は、温泉・サウナ施設を訪問した時に、他の利用客がどのような様子であるか、どのような表情をしているかも観察している。この「朝霞サウナ」では、皆が自分の世界に集中しているように見えた。全体的にダークモダンな雰囲気で気分が落ち着き、サウナ室にもテレビはないし、照明も暗めで瞑想に適しているし、休憩エリアも快適なチェアが並べられ、言葉を発することがもったいないくらい快適な時間を過ごせるように設計されている。いつまでもサウナに入っていたい。帰りたくないと思える施設であり、まさに「大人の隠れ家」に相応しい施設だ。

サウナの後の食事も非常に充実していた。サウナ後のエネルギー補給にこだわったメニューが並び、中にはサウナ好きなアルバイトスタッフが開発したメニューもあった。小生はその中から「鶏肉の唐揚げ定食」を注文した。美味しい料理に舌鼓を打ち、本日も最高の1日だったなと思う。
午前中は東京都東久留米市の「スパジアムジャポン(Spadium Japon)」を訪問し、夜は大人の隠れ家「朝霞サウナ 和(なごみ)」で過ごす。やっていることは、サウナで身体をメンテナンスして美味しい食事を食べるというシンプルなものだが、それが人間に必要な時間なのだ。サウナと水風呂でスッキリしていると、自分の人生も最高だと思えるし、他人に対しても寛容になれる。悩みを抱えていても、サウナに入った後に改めて振り返ると、大した問題ではない場合も多いし、忘れてしまっていることもある。サウナに入っても根強く残る問題なら、真剣に向き合う必要があるというのが小生の理論である。
明日は最終日で徳島に戻るが、帰るまで徹底的にサウナを楽しむつもりでいるし、日本中のサウナ愛好家が注目する施設に訪問する予定だ。明日の朝は、日本のサウナブームを巻き起こした漫画家「タナカ カツキ」氏がプロデュースした施設「渋谷SAUNAS」を訪問しようと思っている。
