朝日湯源泉ゆいる
Vol.7
神奈川県
2026/2/20-23 東京・埼玉・神奈川サウナ旅

朝日湯源泉ゆいるの体験談

極上の水風呂ここにあり

📅2026/2/2312:00
いよいよ最後の施設となってしまった。できることなら何ヶ月も滞在し、関東中の温泉・サウナ施設を全て巡りたい。しかし、それは現実的ではなく、家に帰らなければならない。だからこそ、限られた時間の中で最高の体験ができるように、日頃から徹底的な調査を行っている。その調査の中で、全ての浴槽(水風呂も含む)に源泉掛け流しの温泉を使用し、2つのサウナを備えた施設を見つけた。さらに調べていくと、神奈川県でもトップを争う施設のようだ。その施設の名は「朝日湯源泉 ゆいる(Asahiyu Gensen Yuiru)」である。 京急川崎駅からタクシーに乗り10分ほどで目的地に到着した。道路沿いに佇み、意識しなければ通り過ぎてしまいそうな雰囲気である。普通のスーパー銭湯だと思っていたら、2時間コースで2,480円となかなかの値段である。価格相応の温泉・サウナ・水風呂を味わいたいものだ。 着替えを済ませて大浴場に入ると、非常にコンパクトな作りである。写真で見るよりも狭く、街の銭湯のようなスケール感だ。しかし、その浴槽に注がれている天然温泉は、滅多に味わえない本物の温泉であった。地下1,200mを掘削して見事に掘り当てた温泉は、温泉基準値の約25倍の成分が含まれ、療養泉にも指定されている。日本には「湯治」という概念があり、温泉に浸かりながら病気を治していく文化であるが、どの温泉でも病気が改善する訳ではない。療養泉に指定されるレベルの圧倒的な成分を持つ温泉でこそ、その効果を発揮するのだ。 実際に身を沈めてみると、まさに「とろけるような肌触り」であり、ローション風呂の中に入ったかのような錯覚に陥った。温泉が身体を包み込み、極上の癒しを与えてくれる。ここの温泉は「熱の湯」とも呼ばれていて、わずか数分使っただけで体全体がポカポカ温まってくるではないか。事前の調べでは、水風呂にもこの温泉水が使われているらしいので、一体どのような快感が待っているのだろかとドーパミンが過剰放出しているのを自覚した。小生はこれまで数多くの天然温泉を味わってきたが、「朝日湯源泉 ゆいる」の温泉はトップクラスである。 さて、温泉でウォーミングアップを済ませた後は、サウナの時間だ。「朝日湯源泉 ゆいる」には、以下2つのサウナがある。 1. ロウリュサウナ: 室温100℃超えのサウナ室。定期的な自動ロウリュでかなりの水量がサウナストーンに浴びせられ、強烈な熱波がサウナ室中に充満する。 2. アウフグースサウナ: 室温85℃で、アウフグースに特化した広いサウナ室。1時間ごとにイベントが開催される。利用客が少ない時は寝ながらサウナ浴を楽しんでもいい。 まずは挨拶がてらに「1. ロウリュサウナ」に入る。室温100℃超えなので非常に暑い。しかし、ロウリュで蒸気が発生することにより湿度が高く、肌に刺さるような感覚はない。快適なサウナ浴ができるように工夫されている。テレビもなく静かな空間で瞑想できるサウナだ。しばらく身体を温め、そろそろ限界が近づいてきたので水風呂に向かう。 水風呂には、先ほど感銘を受けた最高の温泉が贅沢に注がれている。汗を流し、再びとろけるような温泉水が身体を包み込む。「まろやかさ」という点ではこれまでの人生でNo.1かもしれない。それくらい柔らかい水なのだ。さらに、水温も13℃でかなり冷たい。しかし、圧倒的な「まろやかさ」なので肌にも刺さらず気持ちよさを感じる。最高に気持ちのいい水風呂だ。 水風呂の後は、専用の休憩スペースで身体を休める。あまりの気持ちよさに何も考えることができない。極上の水風呂を味わいたいなら、是非とも訪れるべき施設である。 2セット目は「2. アウフグースサウナ」を堪能する。ちょうどアウフグースイベントが始まる時間だったので参加することにした。音楽をかけて熱波師がタオルパフォーマンスを披露するスタイルだ。熱波師は、10分以上音楽に合わせてタオルを仰ぎ続け、後半は肩が上がらなくなっていた。思わず利用客からエールが飛ぶ。最後までイベントを終え、色々な利用客が称賛の声を送っていた。小生も蚊が鳴くような小さな声で感謝を伝えた。 そして、アウフグースの後は、また極上の水風呂に飛び込む。「朝日湯源泉 ゆいる」の水風呂の素晴らしいところは温泉を使っているだけではない。水風呂を作る時に、あえて潜れるように作ったそうだ。そのため水深が深く、極上の温泉に頭からつま先まで浸かることができる。深くて広い水風呂ほど気持ちのいいものはない。その設計に加えて、最強レベルの温泉を使っているのだから、神奈川でもトップクラスの人気施設になるはずである。 休憩エリアで休んでいると、今度は完全に意識を失ってしまっていた。何分寝ていたか知らないが、意識が戻ったので3セット目のサウナに入ることにする。 3セット目は再び「1. ロウリュサウナ」に入る。灼熱のロウリュというものを体験してみたかったのだ。あえて最上段に座り、ロウリュが始まる時をじっと待つ。すると、サウナ室の照明が変わりロウリュが始まった。とんでもない量の水がサウナストーンに注がれている。バケツの水をそのままかけているような勢いである。刹那、猛烈な熱波がサウナ室中に押し寄せる。顔や耳が燃えているのではないかと錯覚するほどで痛さも感じる。呼吸をすることも難しくなりパニック状態になった。すぐさま最上段から下段に移動して緊急事態を脱する。しかし、下段でも灼熱であることに変わりはない。ここまで熱いロウリュはこれまで経験したことがない。ふと、小生が座っていた最上段をみてみると、最初から小生の横にいた人が、腕を組み、目を閉じたまま、侍のようなオーラを放っている。あの熱波の中でも微動だにせず、強烈な熱を浴び続け、さらに強い姿勢を維持している。なんという強さか。誰かは知らないが、畏怖の念を覚えて小生は先にサウナ室を出た。 再び極上の水風呂に入り、本日のサウナは終了だ。
施設のレストランで食べた絶品スパイスカレー
施設のレストランで食べた絶品スパイスカレー
「朝日湯源泉 ゆいる」は、食事も美味しい。その中でもオリジナルスパイスカレーは絶品で、小生も注文をした。味は絶品だ。独自配合のスパイスが身体の内側を刺激し、滝のような汗を書いてきた。もう一度、水風呂に入る必要があるレベルである。 食事の後、しばらく休憩しながら今回のサウナ旅を振り返る。この度に関しては、2ヶ月以上前から計画していたので、並々ならぬ気合いで望んだ。夜の飛行機で東京入りし、そこから3泊4日で合計7施設を訪問した。どの施設でも最高の体験ができたように思う。さらに今回は、小生が尊敬している仕事仲間にも会うことができた。サウナ旅に加えて人と会う時間もあり、非常に有意義な旅であったと思っている。 やはり、関東地方には素晴らしい施設が多い。まだまだ行きたい施設は山のようにある。関東に住めば旅は楽だろうなと思うがそれはしない。移動距離が短くなると、旅情を感じることができなくなるからだ。毎回でも飛行機や電車を使い、長い距離を移動することで非日常を味わうことができ、自宅に戻った後も新たな人生を再スタートできるのだ。それが旅の面白さでもある。経験したことがないことを味わい、見たことがないものを感じる。サウナ旅は刺激に溢れている。その刺激を、今後も追い求めていきたい。 今回のサウナ旅は、これにて終了だ。
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