Sauna Talo Toyama サウナタロトヤマ
富山県
Vol.5
2025/10/3-6 北陸サウナ旅(富山・石川)

Sauna Talo Toyama サウナタロトヤマを訪問

閑静な住宅街に佇むサウナ

📅2025/10/611:00
北陸サウナ旅の3日目が始まった。 本日もサウナを中心とした一日を送る予定だが、疲れは一切ない。むしろ、出発した時よりも体調が良くなっている。これが、サウナ旅の魅力だ。サウナと水風呂を繰り返すことで血行が良くなり、老廃物の洗い流しも進む。そしてよく眠れる。旅をすればするほど体調が良くなるのだ。 軽快なステップで宿泊先のホテルから駅まで移動し、電車に乗り込む。車窓から立山連峰の景色を楽しむ予定だったが、生憎の雨で景色は悪い。まあ、何もかも完璧だと逆に面白くないので、仕方がないと割り切る。景色を楽しむために旅をしているのではない。サウナを楽しむために旅をしているのだ。 「Sauna Talo Toyama」は最寄駅から徒歩20分のところにある。タクシーに乗っても良かったが、運動がてらに歩くことにした。GoogleMapを頼りに歩みを進める。どんどん住宅街に入っていく。周囲を見渡しても家しかない。こんなところに本当にサウナがあるのだろうか?歩みを進めれば進めるほど疑心暗鬼になっていく。しかし、GoogleMapでは確実に目的地に近づいているようだ。 20分ほど歩いたところで「Sauna Talo Toyama」の建物が見えてきた。午前中だが多くの車が止まっている。近くに住んでいるサウナ好きが来ているのだろう。中に入って受付を済ませて軽く施設内を見学した。普通のスーパー銭湯だ。館内には飲食店があり、2階にはリラックスできるラウンジスペースがある。住宅街にある施設なので規模は小さいのかと思っていたが、中に入るとかなり広くて驚いた。 大浴場に入ると、開放的な空間が小生を出迎えてくれた。まずは身を清めて、湯船で身体を温めた。いよいよサウナを楽しむ時間だ。「Sauna Talo Toyama」には、「ロッキーサウナ」と「ピニエサウナ」の2種類のサウナがある。「ロッキーサウナ」は、一般的なドライサウナでアウフグースなどのイベントが可能。「ピニエサウナ」は、フィンランドの小屋をイメージした特徴的な小屋サウナである。 まずはロッキーサウナに入り、上段に腰掛ける。数分間じっくりと汗を流した。その後、水風呂に向かう。「Sauna Talo Toyama」 は水風呂も素晴らしい。小生が大好きな「地下水掛け流し」の水風呂で、かなりの水量が注がれ続けている。常に浴槽から水がオーバーフローしており、水質は清潔に保たれている。汗を流し、深くて広い水風呂に浸かる。柔らかな水が小生の身体を包み込んでくれる。かなり気持ちいい。水温も15~16℃くらいで、しっかり身体を冷やすことができる。水風呂のあとは、露天エリアに移動して極上の外気浴を楽しんだ。 2セット目は、「ピニエサウナ」に入ることにした。扉を開けると別世界が広がっていた。完全に小屋の世界観で、座面は3段構成になっている。小屋の中央にMisa製のサウナストーブが鎮座しており、座面はストーブよりも上にある。つまり、セルフロウリュをすると上昇する蒸気を直接感じることができるのだ。サウナ室の温度も80℃で低めに設定されおり、ゆっくりと瞑想しながらロウリュを楽しめる。外界と遮断された空間で、何度もセルフロウリュをした。サウナ室を出た刹那、現実世界に引き戻された。小屋サウナの中は完全に別世界で、深い瞑想状態に陥っていたようだ。再び地下水の水風呂に入り、外気浴で休憩して2セット目が終了した。 いい流れで3セット目(ラストセット)に向かう。再び「ピニエサウナ」に入り自分自身をメンテナンスした。セルフロウリュで蒸気が発生するたびに、その蒸気を思いっきり吸い込み身体の内側も温める。そうすることで、大量の汗が吹き出してくる。余計なことなど何も考えられなくなる。ただ身体を熱して汗をかく。このシンプルな行為が、雑念の多い日常から自分を切り離してくれるのだ。そして、身体を危機的な状態にすることにより「生」を実感できる。 3セット目も最高のサウナ浴を楽しめた。こんなサウナ施設が家の近くにあったら毎日通うだろうな。近くに住んでいる人を羨ましく思いながら「Sauna Talo Toyama」を後にした。
サウナ飯は「西町大喜 とやマルシェ店」で富山名物のブラックラーメン
サウナ飯は「西町大喜 とやマルシェ店」で富山名物のブラックラーメン
タクシーで富山駅まで移動した。今日は石川県の金沢まで移動する予定だ。新幹線の発車時刻まで少し余裕があったので、昼食を取ることにした。富山といえば海鮮も有名だが、ブラックラーメンという黒いラーメンが名物らしい。冒険がてらに食べることにした。駅構内の「西町大喜」という店に入り、カウンターでブラックラーメンを頬張った。醤油系のスープにブラックペッパーのスパイスが効いた味で、コッテリの豚骨スープが好きな小生にとっては若干物足りなかったが、胃袋を満たすことができた。 これで富山でやり残したことは何もない。行きたかった施設に全部行けた。何のトラブルもなく、健康に旅ができていることに感謝ししなければならない。 しかし、旅はまだ終わらない。北陸のサウナを満喫する上で、外せない場所がある。それは、石川県の金沢市である。石川には白山連峰という山脈がり、富山の立山連峰に匹敵する自然の豊さを誇っている。ということは、水質のいい地下水が豊富に眠っているということだ。すでに調査は完了しており、これから向かう「テルメ金沢」という施設では、白山連峰の地下水を水風呂にかけ流してで使用しており、そのまま飲むことが可能だ。富山のサウナと水風呂もすごかったが、石川のサウナも凄そうだ。北陸サウナ、恐るべし。 そんな高まる興奮を必死に抑え、クールな顔で金沢行きの新幹線に乗り込んだ。

サウナ・水風呂の情報

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ピエニサウナ
男性用
80°C
ドライサウナ
対流式ストーブ(サウナストーン)
6
「ピエニ」とはフィンランド語で「小さい」という意味。小屋のようなサウナでセルフロウリュを楽しめる。Misa製のサウナストーブを使っている。
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メインサウナ
男性用
90°C
ドライサウナ
対流式ストーブ(サウナストーン)
10
Metosローキーサウナ テレビあり
❄️
水風呂
男性用
16°C
地下水
掛け流し
やわらかな水質の地下水を100%かけ流し。かなりの水量をかけ流しており常にオーバーフローしている。そのため水質も良い。

基本情報

施設名
Sauna Talo Toyama サウナタロトヤマ
施設タイプ
温泉・スパ
住所
富山県富山市粟島町1-2-35
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定休日
年中無休
営業時間
06:00〜00:00