
Vol.3
埼玉県
2025/12/5-7 関東レジェンドサウナ旅
「湯乃泉 草加健康センター」の体験談
サウナ待ちの行列に衝撃
📅2025/12/610:00
関東サウナ旅2日目の朝を迎えた。本日も朝から夜までサウナに入る予定だ。午前中の目的地は「湯乃泉(Yunoizumi) 草加健康センター」だ。1988年に開業した草加健康センターは、埼玉県の有名施設として全国のサウナ愛好家が訪れる施設である。ドラマ「サ道」のロケ地になったことでも有名だ。
そんな聖地を訪問しようと千葉県から移動をしていた。北千住駅で電車に乗り、草加駅を目指す。駅に到着してからは路線バスに乗り、最寄のバス停で降りる。電車とバスを乗り継ぐ。この行為も旅情を感じる。車で旅をするのもいいが、運転中は景色を楽しむことは難しいし、人との関わりもない。電車やバスに乗っていると、街並みを楽しむことができるし、人間観察もできるので、このスタイルが気に入っている。
開店時刻の午前10時と同時に施設に足を踏み入れた。長年愛され続けている雰囲気が漂っている。建物の作りもどこか歴史を感じる。受付に目を向けると長蛇の列ができている。皆、開店を待ちわびているようだ。それにしても、受付待ちの列はどこまで続いているのだ?受付からグッズ売り場を通り、奥のレストランフロアまで列が伸びている。さらに列は続き、2階に続く階段まで伸びていた。ようやく列の最後尾に陣取ることができた。受付にも長い時間がかかりそうだ。
余談だが、最近は自動チェックインのシステムを採用する施設も増えているご時世だが、草加健康センターは「人の手によるサービス」を大事にしているということで、受付も全て人が介在している。その分時間がかかったり、人の相性により不愉快な思いをさせてしまうこともあるが、それも含めてサービスであるという記事を何かの雑誌で見たことがある。サービスを提供する側の愛情が感じられるし、その背景を知っているため長蛇の列も苦にならない。並んでいる人の表情をみても、イライラしている人はいないように思う。むしろ、かなりリラックスしているような感じもする。ここが自分の居場所であるかのように、いい感じに肩の力が抜けているのだ。
そんな邪推をしていると、いつの間にか受付の順番がやってきた。靴箱の鍵を預けて館内着を受け取る。ロッカーで着替えを済ませて、いざ大浴場へ。まずは身を清め、露天エリアの「草津の湯」に浸かる。群馬県・草津温泉の有効成分を濃縮した液状浴剤を使用し、本場の草津の湯を再現した人工温泉だ。硫黄系の温泉の香りが漂い、柔らかい肌触りに包まれる。短時間で身体がポカポカしてくる。ウォーミングアップが完了したところでサウナに入ろうか。
サウナ室は約40人が座れるほどの空間で、遠赤外線ヒーターとロウリュができるストーンサウナの2台構成である。温度も高く、湿度は加湿機により一定に保たれている。雰囲気は、昭和の香りが漂っている。開店直後だというのに、サウナ室はほぼ満員だ。広い座面にあぐらをかき、ドラマで主演俳優が演じていたのと同じ体制でサウナ浴を楽しむ。ドラマのロケ地を訪問するときは、その俳優と同じムーブをするのが恒例行事になっている。
サウナを出た後は、地下水を贅沢に使用した15℃の水風呂に入る。バイブラを使用しているため羽衣がはがれ、15℃よりも冷たく感じる。水風呂でしっかりと身体を冷却し、外気浴の椅子に腰掛ける。地下水特有の爽快感で肌がスースーしている。
しばらく休憩椅子で身体を休めて2セット目のサウナに入る。サウナ室は相変わらず満員だ。冷静になって考えてみると、客は増え続けているはずである。小生が入店した時点ですでに長蛇の列ができており、小生の後ろにもかなりの人が待ち構えていた。これからもっと人が増えたら、サウナを待つ行列が発生するのではないか?その予想は的中した。2セット目のサウナ室を出ようとすると、すでにサウナの外には10人ほどの列ができていた。サウナ室が満員で、1人出るたびに1人が入室する形になっている。サウナに入るのに列に並ぶなど意味不明だ。都会では当たり前なのかもしれないが、小生の常識では考えられない。
水風呂で身体を冷やしながら、もう2セットで終了にしようと決意した。並んでまでサウナに入りたいと思わないし、外は寒いので待っている間に風邪を引きそうだ。サウナや温泉で気持ちいい体験をする上で重要なことは、スムーズな導線をスムーズに移動できることだ。サウナに入るために列に並んだ時点で、行動は制限され、スムーズさは失われている。そのような状態では、せっかくリラックスしにきたのにストレスが溜まることになる。
有名施設なので後1セット楽しみたかったが、これにてサウナ活動は終了することにした。


食事のメニュー選びは、完全に失敗だった。これまで食べたことのないものを食べてみたいという衝動に駆られ、トマトサンラータンメンとカレー唐揚げを注文した。名物らしく、写真も美味しそうに見えたのだ。結論、どちらも非常に辛い。サウナで発汗作用が爆発的に向上している状態で辛いものを食べれば、大量に汗が吹き出してくる。顔面はもちろん、全身の毛穴から汗が吹き出していた。
そんなことはさておき、広いレストランで周囲を見渡してみると、みんな本当に楽しそうだ。団体客も笑顔で溢れており、プラスのオーラで包まれている。そんな様子をみていると、一人客の小生まで豊かな気持ちになれる。サウナは混雑していてあまりリラックスできなかったが、施設全体の居心地という点では、アットホームな感じがしてとてもいい。もし小生が草加市に住んでいたら、毎日来るかもしれないなと思いながら、草加健康センターを後にした。
まだ旅は終わりではない。これから向かう先はもちろんサウナだ。日本屈指の繁華街「池袋」の中心にそびえ立つ有名サウナ施設に向かう。サウナ愛好家なら誰もが一度は足を踏み入れたいと思う施設こそ「かるまる池袋」である。

